Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

日経ビジネス 編 『ヤマト正伝―—小倉昌男が遺したもの』を読んで

 

ヤマト正伝 小倉昌男が遺したもの

ヤマト正伝 小倉昌男が遺したもの

 

 ビジネスパーソンにおすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・社長は63歳で退くこと…退任後は、次の経営者の方針に一切、口をださないということ…(p.25)

私は全力で会社に貢献しているつもりだったが、実は自分の存在がマイナスになっていたのか。(p.28)

・小倉さんが作った制度を盲目的に守るだけでなく、時代や環境に合わせて進化させることも大切…(p.37)

・経営者の真価を問うものは何か…バトンタッチのあり方、言い換えれば去り際の姿…(p.38)

イノベーションを起こすのは経営トップの仕事である。社長の情熱や忍耐力がなければイノベーションは起こり得ない。(p.44)

・…「鳥の目で物事を見よ」…(p.48-49)

・「ダントツのサービスを徹底すれば、利益は後から付いてくる」…(p.59)

・…いいサービスがないから需要が生まれていない…(p.78)

・大事なのはお客様にメリットがあるかどうか。(p.82)

・お客さまはどう感じるか。第一線の現場の仕事はどう変わるか。取引先にどんな影響が出るか…この商品を世に出せばどんなふうに受け止められるのか、360度の視点で見ていた…(p.82)

・目標を全社員で共有するには、短い言葉で何度も繰り返すこと。(p.86)

・自由闊達に意見を言い合える場は、イノベーションの原点です。(p.96)

・基本を継承し、現在の環境に合った形で補完するシステムを作ることはとても大切なことです。時代は変化しているのですから。(p.97)

白井恭弘『英語教師のための第二言語習得論入門』を読んで

 

英語教師のための第二言語習得論入門

英語教師のための第二言語習得論入門

 

 英語教師の方におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・…外国語学習に成功する学習者の特徴…

(1)  若い

(2)  母語が学習対象言語に似ている

(3)  外国語学習適性が高い

(4)  動機づけが強い

(5)  学習法が効果的である(p.14)

…教師としては、学習者の動機づけを高め、効果的な学習法をとれるように導いていくことに集中すればよい…(p.15)

様々な適性をもった学習者全員が、何らかの形で効果的な学習ができるよう、教師は細心の注意を払う必要がある…(p.18)

…学習者の動機づけを高めると同時に、その高まった動機づけが行動につながるようにしていくことがとても重要…(p.23)

漠然とした動機づけをいかに具現化して、学習行動に結びつけてやるか…(p.26)

(1)  文法能力(grammatical competence)

―音声・単語・文法の能力

(2)  談話能力(discourse competence)

―1文以上をつなげる能力

(3)  社会言語学的能力(sociolinguistic competence)

―社会的に「適切」な言語を使う能力

(4)  方略的能力(strategic competence)

―問題が起こった時に処理する能力(p.30)

・…理解可能なインプット…が習得の必要条件…(p.43)

・…聞いているだけでは気づかないことを気づかせ(noticing)…(p.47)

・…生徒に何かを「明示的に教えること…」も大事だ…(p.48)

インプットがより効率よく習得につながるように、アウトプットを適切に学習過程に組み入れていくという考え方が重要…(p.61)

・…小学校英語

(1) 早期教育をするならインプットの量を増やす…

(2) 週に一時間程度学習しても他教科に悪影響はない

(3) 先生の発音は完璧である必要はない

(4) インプット(聞くこと、読むこと)を中心に

(5) 文字はテストせず、音声中心の活動の中で周辺的に提示し、自然な習得を促す

(6) 国語学習を通じて、英語を話すということが世界につながっていくという国際的志向性を養う(p.94-95)

・中学校では…コミュニカティブ・アプローチを基本としつつ、学習者に正しさにも目を向けさせながら、fluency…とaccuracy…のバランスをとっていく…(p.98-99)

・…初期の段階から身近な内容について、意味と形式の両方に注意を払って自然なコミュニケーションをしていけば、比較的短期間で、限られた単語を使って限られた内容について流暢なコミュニケーションができるようになる…(p.101)

・重要なのは、学習者の頭の中を英語にする、その認知的プロセス…(p.112)

自分の知りたい内容について徹底的に英語で情報を収集する。(p.140)

森岡毅『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方――成功を引き寄せるマーケティング入門』を読んで

 

 マーケティングに関心をお持ちの方におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・…「マーケター」の最初にすべき最重要な役割は「どう戦うか」の前に「どこで戦うか」を正しく見極めること。(p.20)

・…値段を最終的に決めているのは市場であり、消費者である…(p.24)

・…「消費者の方を向いて消費者のために働け」…(p.28)

・…マーケターの仕事は、会社のお金の使い道や従業員達のあらゆる努力を、従業員にとって意味のある価値に繋がるようにシフトさせること…(p.33)

自分起点で周囲を説得し倒して、人を動かすことが重要。(p.37)

TVCMは量よりも質…(p.47)

・…こちらの期待を上回るサービスはやはり印象に残るもので、リピートし続ける理由になります。(p.66)

…「商品を売れるようにする」のがマーケティングの仕事。(p.66)

(1) 消費者の頭の中を制する。

(2) 店頭(買う場所)を制する。

(3) 商品の使用体験を制する。(p.68)

棚の外で商品を目立たさせる典型的なやり方に山積があります。(p.74)

…中長期的にそのブランドが発展するために必要な価格の大きな考え方(価格戦略)をしっかりと定めて、それを実現するための具体的なプランを徹底的に詰めていくこと…(p.76)

「売上個数」=「消費者の数」X「認知率」X「配荷率」X「購入率」…

「売上金額」=「売上個数」X「平均価格」=「消費者の数」X「認知率」X「配荷率」X「購入率」X「平均価格」(p.87)

戦略の定義:戦略とは、目的を達成するために資源…を配分する「選択」…(p.96)

数的有利は必ずしも大局での勝利を保証するものではない…(p.102)

やることを選ぶということは、同時にやらないことを選ぶということ…選択と集中(p.104)

・…やることとやらないことを明確に区別できているか…経営資源がその戦局での勝利に十分であるかどうか…短期ではなく中長期で維持継続できるか…自社の特徴(強みと弱み、あるいは経営資源の特徴)を有利に活用できているか…(p.122-123)

美しい戦略は相手との差を利用します。(p.131)

目的:…達成すべき目的は何か?…

目標:…誰に売るのか?…

戦略:…何を売るのか?…

戦術:…どうやって売るのか?(p.137)

・…自社の理解…消費者の理解…流通など中間顧客の理解…競合する他社の理解…ビジネスをとりまく環境の理解…(p.141)

・…消費者を量的に理解すること(数値データなどを用いて広く全体像を理解するのに役立つ)と、消費者を質的に理解すること(質的調査などを通して消費者の深層心理に迫ること)の両方が重要…(p.142)

・…「自ブランドが消費者に提供している価値が何なのか?」…(p.145)

「好き」な仕事でなければ成功することは難しい…(p.237)

中村天風『真人生の探究』を読んで

 

真人生の探究

真人生の探究

 

 自己啓発に関心をお持ちの方におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・…人の生命の内奥深くに、潜勢力…微妙にして優秀な力が何人にも実在している…(p.15)

・…義務と責任を完全に遂行しない限り、いわゆる権利なるものは、これまた到底完全にこれを我がものにすることは、絶対に不可能なのが、動かすことの出来ない人生真理…人間に与えられた特権を、確実に我がものにするにもまた同様で…一心に潜勢力発現の手段と方法を実践躬行することこそ、その真諦なのである(p.37)

・…人生建設に絶対的に必要とする生命の力…(1)体力、(2)胆力、(3)精力、(4)能力、(5)判断力、(6)断行力…(p.45)

・…人生の根本理想は…「長さ」と「強さ」と「広さ」と「深さ」という四つの条件が現実に充たされている姿…(p.45)

・心身の統一された生活様式…心を心の道に従わせ、体を体の道に従わせて活きること…(p.56)

・あらゆる力というものは…すべて「気」というものから生まれる…(p.61)

・…病を治す根本要訣は…自然良能力の完全発動を促進することを先決問題とする…(p.80)

・…精神生命保持の法則…

〇精神生命を、如何なる場合にも、積極的に把持すること…

精神生命使用の原則とは…

〇精神を使用する時は、必らず精神を統一して行うこと…(p.84)

・…出来得る限り「明るく」「朗らかに」「活々とした勇ましさ」で人生に活きること…(p.98)

(1) 観念要素の更改

(2) 積極観念の集中力養成の実践

(3) 神経反射作用の調節(p.109)

・…睡眠というものは…極めて貴重な実際的人生行事というべきで…寝がけの際の心の持ち方…慎重に重視されなければならない…(p.131-132)

・…どんな場合にも、積極本位であること、特に一層の注意を要するのは言語である。(p.114)

・…不平不満の意思表示を断然としないこと…(p.147)

・…心は絶対に明るく保持することに努力する…(p.155)

・…心を使う時、必らず分裂することなく、集中された状態であらねばならない…(p.207)

・…何事をするのにも、真剣な気持でそれに当たること…(p.220)

・…毎朝目覚めたなら…「今日も又活きていたことを心から感謝する」ということを、今日一日の生命への出発の第一歩とすること(p.235)

…寝具は必らず自身で整理整頓すること(p.236)

起床したら…自己調和法応用の深呼吸を二三回実行すること(p.237)

洗顔は裸体もしくは半裸体で行うこと(p.238)

四季を通じて、余り厚着をしないこと(p.239)

・出来得る限り風通しのよいこと…日当たりのよいこと。(p.269)

・…元気があるが故に健康なのである。(p.341)

サイド,マシュー『失敗の科学――失敗から学習する組織、学習できない組織』

 

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織

 

 ビジネスパーソンにおすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・我々が進化を遂げて成功するカギは、「失敗とどう向き合うか」にある。(p.17)

・病院で起こるミスも、どんな業界で起こるミスも、その多くはどうやら一定の「パターン」を辿っている。(p.23)

・人は失敗を隠す。他人から自分を守るばかりでなく、自分自身からも守るために。(p.24)

・…人の失敗から学びましょう。(p.41)

・失敗は調査されなかれば失敗と認識されない。(p.48)

・…失敗から学ぶためには、目に見えるデータばかりでなく、見えないものも考慮しなければならない…(p.52)

・…あらゆるものが当てはまるということは、何からも学べないことに等しい。(p.65)

・間違いを教えてくれるフィードバックがなければ、訓練や経験を何年積んでも何も向上しない。(p.69)

・…失敗から学ぶにはふたつの要素が不可欠…1つ目はシステム…2つ目に不可欠な要素はスタッフ…(p.75)

・多くの場合、人は自分の信念と相反する事実を突き付けられると、自分の過ちを認めるよりも、事実の解釈を変えてしまう。(p.102)

間違った仮説から抜け出す唯一の方法は、失敗することだ。(p.130)

・…失敗が多いからこそうまくいく…(p.156)

・まず自分たちの失敗を認めない限り、我々はそこから学ぶことはできない。(p.259)

酒井聡樹『これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版』を読んで

 

これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版

これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版

 

 大学生におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を一部引用します。

・学術論文では必ず、人類にとって未解決の問題に取り組んでいないといけない…その問題は、多くの人が解決を望んでいるものでなくてはいけない…学術論文では、取り組んだ問題の解決に向けて新しい貢献をしていないといけない。(p.12)

・卒論や、専門性の高い講義のレポートは、その分野の専門家…を読者層としよう…専門性の低い講義…のレポートは、新聞等の学術記事欄の読者を対象としてイメージしよう…こうすべき理由は、レポート・論文を書く最大の目的が、あなたの学術的能力を高めることにあるからである…(p.13)

・レポート・卒論を書く目的

1.問題提起する能力を養う

2.問題に対して回答する能力を養う

3.取り組んだ問題に関する知識・理解・考えを深める

4.学術論文やビジネス文書などを書くための文章力を養う

これらに加え卒論では

1.未解決の問題の解決に、何らかの新しい貢献をしようとする

2.あなたが知り得たことを形として残す(p.14)

・レポート・卒論は何のために書くのか…読者にわかってもらうために書く…(p.18)

□わかりやすくしようという意識を持つ。

□読者を想定する。(p.20)

・研究を進める上で重要なことは、仮説を立てて、それを検証するという姿勢をとること…どうして仮説を立てる必要があるのか…結論(解答)を支えるのに最善なデータ・事実を得るため…(p.28-29)

・読者を説得するためには、理由こそ命…(p.51)

1⃣複数の研究方法を用いた場合や研究方法が複雑な場合

最初の1~2文:どういう問題に取り組むために何をやったのかを述べる。

続く文章(適度な長さで):研究対象・研究方法・研究結果を示す。

最後の1~2文:結論を述べる。

2⃣研究方法が単純で、一言で言い表せる場合

最初の1~2文:どういう問題に取り組むために何をやったのかを述べる。研究対象・研究方法も同時に述べてしまう。

続く文章(適度な長さで):研究結果を示す。

最後の1~2文:結論を述べる。(p.189-190)

・わかりやすい文にする手順

1.情報を絞って、1文に1情報にする

2.重要な要素を先にする

3.修飾関係が不明確になっていたら、以下のどちらかを行う

♢語順の原則を損なわない範囲で語順を替える

♢テンをうつ

4.言葉のまとまりを捉えにくい部分があったら、漢字とカナの混ぜ方を工夫する(p.216)

スティーブンソン,ショーン『SLEEP――最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』を読んで

 

SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術

SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術

 

 睡眠について学びの多い一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

…眠ることで身体が再生され、若さが保てる…(p.21)

睡眠不足になると、頭頂葉前頭前皮質グルコースは実質1214パーセント失われる。(p.23)

死んだ細胞の除去やリサイクル、有害物質の排除、老廃物の排出は、脳が機能するうえで絶対に欠かせない。(p.28)

・…睡眠サイクルは、日中に浴びる太陽光の量に大きく左右される。(p.33)

光、それも太陽光には、日中に分泌されるべきホルモンや、体内時計を調節する神経伝達物質の生成を促す力がある。(p.35)

メラトニンの生成と分泌は光を浴びた量に大きく左右される…(p.39)

・体内時計がもっとも敏感に反応するのは、早朝午前6時から午前8時30分の太陽光だ…太陽光の恩恵を最大限に受けるためには、少なくとも30分は屋外で日光を直接浴びたほうがいい。(p.43-44)

ブルーライトは睡眠を奪うため、睡眠不足になりかねない。(p.48)

・身体が必要としている深い睡眠をとるには、少なくとも寝る90分前にはありとあらゆる画面の電源を切る必要がある。(p.59)

…寝る6時間前であっても、カフェインを含むコーヒーやお茶を飲めば睡眠が阻害される…(p.64)

…睡眠に最適な室温は15.5度~20度とかなり涼しい。(p.79)

…曜日に関係なく睡眠のリズムを一定に保つことこそがメリット…(p.95)

…腸には脳の松果腺の400倍以上のメラトニンが存在するという事実…(p.103)