Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

樺沢紫苑『ムダにならない勉強法』を読んで

 

ムダにならない勉強法

ムダにならない勉強法

 

 自己啓発に関心のある方におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・勉強すると自己成長します。自己成長することで、能力が高まり、できることの質と量が大きく変化し、現実が変わります。「勉強する」とは、現実を変えるということです。(p.28

・…「適正」X「努力量」=「結果」…(p.37

・「勉強」することで適性は発見され、「勉強」することで適性は磨かれていきます。(p.38

・実は、勉強は楽しい!これは、ちょっとした考え方、回路の切り替えによって可能になります。そして、一度切り替わると、その効果は一生ものです。(p.48

・とにかく続ける。途中であきらめない。成功するまで続ければ、必ず結果が出る。必ず成功する。(p.51

・勉強の第一歩は、勉強法を学ぶことです。つまり、「勉強法勉強法」こそが、勉強のスタート。(p.58

・自分の実力と比べて「ちょい難」のものを選ぶ。そうすることによって、あなたの学びは最大化するのです。(p.79

・あなたが勉強し、それを教えたり、伝えたりすることで、他の人のためになる。自己成長するだけではなく、他の人を成長させ、伸ばしていくことができるようになる。(p.86

・あなたが何かを勉強しようという場合、常にそれは「長所伸展」なのか、「短所克服」なのかを意識するべきです。(p.91

・自分が何を知っていて、何を知らないのかを明らかにすることが、物凄く大切です。「自分が何を知らないのか」が明らかになれば、その知らない部分を勉強すればいいだけです…「アウトプット」をすればいいのです。(p.94-95

・ゴールがわからなければ、勉強法は決まらない。ゴールがわかれば、勉強法も決まる。(p.102

・「気づき」は自己成長のための必須条件です。「気づき」を得て、それを「行動化」していく。これが自己成長のために、物凄く大切です。(p.105

・まずは基本を徹底的に真似て、しっかりと習得する。次に基本を踏まえたうえで、他の方法やいろいろなパターンを試してみる。最後に「自分流」を確立する。(p.107

・自分が誰とつき合い、誰と時間を過ごすのか。それによって、どれだけ成長できるのかが決まります。(p.131

・勉強を誰から学ぶのか?勉強を誰に学ぶのか?(p.138

・自己成長は…アウトプットの量に比例するのです…インプットしたら、できるだけアウトプットする。(p.158-159

・勉強する前に「概観」し、インプットをして、アウトプットをして、フィードバックをするフィードバックの結果を次のインプットに反映させ、インプットを修正し、さらにアウトプットとフィードバックを繰り返す。(p.163

・人数は少なくてもいいので、自分で報告会、勉強会を開催してみる。(p.175

・人の話は、できるだけリアルで聞くようにする。非言語的メッセージを受けとることは最高の学びである。(p.191

・アウトプット…「話す」「書く」…「行動する」…(p.192

・勉強の結果を出したいのなら、書いて書いて書きまくればいい。さらに書きながら、書いている内容を音読するとさらにいい…(p.195

・…手書きで紙に書いたほうが、より記憶に残りやすく、勉強効果が高い…(p.197

・インプットされた情報を忘れないようにするには、「1週間で3回のアウトプット」が必要…(p.199

・悩み、熟考し、試行錯誤することが、自己成長の原動力…(p.219

・人に教える。そうすると、一番、自分の勉強になります。(p.231

・私たちの勉強は、10年後の自分に対する「貯金」なのです。(p.278

水野和夫『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』を読んで

 

閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済 (集英社新書)

閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済 (集英社新書)

 

 今後の経済を考える上で、学びの多い一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・利潤獲得が難しいがゆえに、資本の側が、わずかでも利潤が得られるのであればとあらゆる国境の壁を越え、なりふりかまわぬ「蒐集」をおこなうようになってきた…これこそがグローバリゼーションの正体…(p.4

・利潤をもたらしてくれるフロンティアを求めるために地球の隅々にまでグローバリゼーションを加速させていくと、地球が有限である以上、いつかは臨界点に到達し、膨張は収縮に反転する…(p.5

・「資本主義の終焉」という「歴史の危機」を乗り越えるために、必要なのはどんなシステムなのか…「閉じた帝国」が複数並び立つという世界システム…(p.16

・なにゆえ利子率の歴史が重要かといえば、長期金利は資本利潤率の近似値であるから…(p.17

・…二一世紀の超低金利…は、「実物投資空間」からは、もはや資本を蒐集することができなくなったことを示しています。(p.19

・グローバル経済が可能なのは、世界秩序が安定していることが大前提…(p.25

・…向かい合うべき真の問いは、「もはや、国民国家を維持することはできない。では、どうするのか」ということ…(p.29

・問題は社会が「深い割れ目」に落ちてしまったとき、どうするか…(p.41

・生産力が過剰になれば、もはや需要を新たに生むことはなく、不良債権が生まれるだけ…(p.41          

・…利潤を追求する企業が社会の秩序を乱している…(p.44

・…なぜ日本が成長できないかといえば、「実物投資空間」が閉じたことで生産数量が伸びなくなったうえに、新興国の台頭による交易条件の悪化を受けているから…(p.52

イノベーションを成長戦略の柱に据えても一向に成功しないのは、「技術」が政治によって「より遠く、よく速く、より合理的に」に貢献するよう求められているから…(p.64

・ゼロ金利は、一三世紀に始まった資本の自己増殖の停止を意味します。(p.92

・…消費者のニーズとかけ離れたところで「合理性」が追求され、会社を危機に陥れている…(p.96

・利潤を得ようと投資すればするほど、将来、大きな負債を抱え込んでしまう…成長が収縮を生むようになった…(p.96

・…日本が「より近く、よりゆっくり、より寛容に」に向かってスタートを切ること…これが二一世紀の日本のポスト近代戦略の土台とすべき原理…(p.115

・「資本帝国」の収奪を防ぐためには、経済圏を「閉じる」方向に舵を切る必要がある…(p.141

・…ポスト近代システムは、一定の経済圏で自給体制をつくり、その外に富(資本)や財が出ていかないようにすることが必要…その条件を満たすためには、「閉じてゆく」ことが不可欠…そして、十分に「閉じる」ためには、経済的には定常状態であることが要請されます。(p.207

・…大企業ですら、もはや不正をしないと株主が期待するレベルの利益を得られなくなっている…その不正が白日のもとにさらされると、利益以上の利益を被ることになる…(p.210

・政府のなすべきことは、基礎的財政収支…を均衡させ、税負担を高めないようにすることに加え、人口減少を九〇〇〇万人あたりで横ばいにすること…安いエネルギーを国内で生産し、原油価格の影響を受けない経済構造にしていく…(p.211

・定常状態へ移行するには、少なくとも三つのハードルをクリアしなければなりません。第一に…財政を均衡させる…第二のハードルは、エネルギー問題…第三のハードルは、「地方政府」を視野に入れた地方分権…(p.238-240

ロバーツ,アキ・竹内洋『アメリカの大学の裏側ーー「世界最高水準」は危機にあるのか?』を読んで

 

 大学に関心をお持ちのにおすすめです。以下に学びがあった箇所を引用します。

・…世界大学ランキングの上位の大学をよく見るとひとつのパターンがあることに気づく。ほとんどがアメリカ、イギリス、カナダ、スコットランドといった英語圏の欧米の大学であるということだ…英語が公用語でない日本の大学は圧倒的に不利になる…実験や分析結果、数式が重視される理系とちがい、言語そのものが重要な文系は…特に世界で孤立しやすい。(p.21-22

・世界ランキングが上がり、グローバル社会で知名度が上がることは、世界中から優秀な留学生や研究者を引き寄せるのにきわめて効果的…(p.23

・アメリカにはUSニューズなどの大学ランキングとは別に「カーネギー分類」(Carnegie Classification)と呼ばれる大学の分類法がある…どの大学が研究大学でどれが教育重視の大学なのかを調べる時にカーネギー分類が役に立つことになる。(p.36-37

・…テニュア制度が作られた一番の目的は、アカデミック・フリーダム、すなわち学問の自由を守るためである。テニュアを持っている教授はすぐさま結果を出さなくても解雇される心配がないので、何年もかかる研究にじっくり取り組むことができる。(p.58

・…アメリカの大学の中でテニュアを持っている教員は、「アソシエイト・プロフェッサー」とその上のランクの「プロフェッサー」だけだ。(p.60

・…エリート大学卒業生でテニュア・トラックの職は埋まっていく…(p.68

・公募で選ばれるのがテニュア・トラックになる一般的な方法だが、少しだけ例外がある。大学は「ダイバーシティ」(多様性)を重要視しているため、二番手や三番手の応募者でも女性やマイノリティー人種なら「ダイバーシティ雇用」として追加で雇ってくれる場合もある。もう一つのテニュア教授への裏道は優秀な学者と結婚することである。結婚しなくても就職活動の時にカップルになるだけでもいい…公募で受かった人の配偶者も一緒に雇う「配偶者雇用」を実施している大学もある。(p.69-70

・…最近では教育重視の大学と研究大学の両方で、求められる論文と本の出版の数が増えてきている…しかし出版から5年たっても…人文科学の分野では出版された論文の82%が一度も引用されない…社会科学でも32%、自然科学では27%の論文が引用されることがない。(p.78

・論文と本の出版に加えて、近年特に重視されてテニュアの審査での重みが大きくなっているのが外部の政府機関などからの研究費だ。(p.79

・…ほとんどの州で州立大学の教授や職員の年俸は個人ごとにネット上で公開されている…(p.110

・大学の運営が複雑になるとともに、管理職だけでなく、専門職…と呼ばれるさまざまな分野の専門業務も不可欠になった。(p.113

・大学財政を改善し授業料依存を減らすために、大学は常に利益の期待できる事業を模索している。大学スポーツがそのひとつである。(p.121

・現在、約三分の二の学生が卒業時にローンを抱えている。(p.139

・…いまだに8割以上の名門大学がレガシー優先入学を行っている。(p.156

・…まず最初の問題は教員が学生を正当に評価する自由を失いつつあるということだ…授業料の値上がりと共に大学が学生を顧客と扱いだしたことだ。お客様は当然高い支払いに見合う「商品」を要求する。それが「いい成績」というわけだ。(p.192-194

本田健『20代にしておきたい17のこと』を読んで

 

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

 

 若者におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・私は、20代のうちに絶対やっておいたらいいのが、「人生最大の失敗をする」こと…(p.16

・人生で早いうちに大きな失敗をすると、あとはプラス勘定になります。(p.17

・どんな成功者でも、人生の最初から最後まで順風満帆にいった人なんか誰もいません。(p.19

・目の前のワクワクすることをやってみること。(p.25

・…「大好きなことを見つける」…(p.28

・「人生は自分が触れたものになる」…自分の環境をどうつくるか――それで、その人が変わります。(p.38

20代のときに、どんな人と出会うかで、その後の人生は大きく変わる…(p.42

・幸せな人の特徴として、「100パーセント楽しんで生きている」…(p.46

・誰かが見ているというふうに思って行動しましょう。(p.48

・ただ待っているだけでは、やりがいのある仕事も、成功への足がかりも向こうからやってはきません。チャンスをつかめる人は、誰が認めてくれなくても、普段から地道な努力をしています。そして、チャンスが来たときには、すぐに前に飛び出せるように準備をしています。(p.52

・チャンスというものは、いつも、準備ができていないときにやってきます。だから、今から準備しておくのです。(p.53

・恋をするというのは、すべてのモチベーションの源になります。(p.71

・…「知識と知恵」に対する投資…(p.165

(1)  上から引っ張り上げてもらう運

(2)  横から支えてもらう運

(3)  下から持ち上げられる運(p.189

・私は、20代のうちに絶対やっておいたらいいのが、「人生最大の失敗をする」こと…(p.16

・人生で早いうちに大きな失敗をすると、あとはプラス勘定になります。(p.17

・どんな成功者でも、人生の最初から最後まで順風満帆にいった人なんか誰もいません。(p.19

・目の前のワクワクすることをやってみること。(p.25

・…「大好きなことを見つける」…(p.28

・「人生は自分が触れたものになる」…自分の環境をどうつくるか――それで、その人が変わります。(p.38

20代のときに、どんな人と出会うかで、その後の人生は大きく変わる…(p.42

・幸せな人の特徴として、「100パーセント楽しんで生きている」…(p.46

・誰かが見ているというふうに思って行動しましょう。(p.48

・ただ待っているだけでは、やりがいのある仕事も、成功への足がかりも向こうからやってはきません。チャンスをつかめる人は、誰が認めてくれなくても、普段から地道な努力をしています。そして、チャンスが来たときには、すぐに前に飛び出せるように準備をしています。(p.52

・チャンスというものは、いつも、準備ができていないときにやってきます。だから、今から準備しておくのです。(p.53

・恋をするというのは、すべてのモチベーションの源になります。(p.71

・…「知識と知恵」に対する投資…(p.165

(1)  上から引っ張り上げてもらう運

(2)  横から支えてもらう運

(3)  下から持ち上げられる運(p.189

さとうもえ『まんがでわかる中村天風の教え』を読んで

 

まんがでわかる中村天風の教え (Business Comic Series)

まんがでわかる中村天風の教え (Business Comic Series)

 

 人生を歩んでいくうえで、学びの多い一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・「人生は心一つの置きどころ」(p.40

・常に最高の運命を招くべく、いかなるときにも、すべてを感謝と歓喜に振りかえるよう、積極的な態度を、心に命じて活きるよう努力しよう。(p.43

・本当の幸福というのは、人生がよりよく生きられる状態に自分ですることなんだもん。自分でしないで、ほかからしてくれることを待っているかぎりきやしないよ。(p.46

・自分自身はもちろん他人にも積極的な言葉を使わないといけません…(p.64

・…実際人生を活きる場合、常に善良な言葉、勇気ある言葉、お互の気持ちを傷つけない言葉、お互に喜びを与える言葉を使おう。(p.69

・言葉には人生を左右する力があるんです。この自覚こそが人生を勝利にみちびく、最良の武器なんですよ。(p.72

・心を積極的にする要点は何かというと、勇気の煥発だ!だから、すべからく何事に対しても、またいかなるときといえども、勇気、勇気で対応しなければならない。(p.88

この世の中や人生には、滅多矢鱈と恐ろしいということはありはしない。恐ろしいと思っているのは、自分の心なのである。(p.89

・勇気は常に勝利をもたらし、恐怖は常に敗北をもたらす。(p.100

・価値ある人生を生きようとしたら、価値ある人生を生きる一番最初に必要なことをつくりあげる。すなわち、自分の心のあり方を変えなくてはダメなんですよ。(p.100

・どんな目にあっても、どんな苦しい目、どんな思いがけない大事にあっても、日常と少しも違わない、平然としてこれに対処する。これが私の言う積極的精神なんであります。(p.124

・…ああなったらいいなあというものが、すでに、成就してしまったときの気持ちや、姿を、心に描くのだ。(p.141

・自分の理想は常に、現実のものと同じように、自分の心にはっきりと明瞭に描きなさい。そして、その描いた絵は、決して取り替えないようにしなければいけない。(p.148

・今後は実行です…歩き出せば、たとえ迷いながらも、行くところへは行けます。(p.154

・自分の希望するところ、求むるところのものを、「実現する!実現する!」と繰り返し自分自身にいう…(p.165

・どんなことがあっても我々は、断じて、恐怖することなしに、また変更することなしに、信念強く、その実現を待たねばならない。(p.166

・自分の一旦描いた理想は、一念不動の状態で、固く固く把持して、変更しないことである。(p.170

岩井俊憲『勇気づけのリーダーシップ心理学』を読んで

 

勇気づけのリーダーシップ心理学

勇気づけのリーダーシップ心理学

 

リーダーシップに関心をお持ちの方におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

[リーダーシップとは、目標達成に向けて影響力を行使すること]p.10

・…次の条件を満たしさえすれば、変化を受け入れ、変革を推進することが可能…

    理解可能であること

    納得づくであること

    機会(チャンス)だと思えること

    リスクより潜在的利益が大きいこと

    優先度が高いこと(p.21

[やる気とは、目標達成に向けて継続的に内発的に自分自身を駆り立てるパワー]p.39

・…モチベーションのステップ…まず第1は「ビジョンを描く」こと…第2のステップは、具体的に「目標を設定する」こと…第3のステップは、描いたビジョンと設定した目標に向けて自分自身と他者を駆り立てるよう「勇気づける」こと…第4のステップは、困難を乗り越えて「断行する」こと…第5のステップは…目標に照らし合わせて「結果をチェックする」こと…第6のステップは、目標と結果のギャップがどこから来ているかを明確にした後で、次回のビジョン形成、目標設定に向けて「教訓を生かす」こと…(p.40-41

・…ビジョンの7原則…

    感覚訴求の原則

    肯定イメージの原則

    参画・巻き込みの原則

    価値観反映の原則

    具体的表現の原則

    実現可能の原則

    簡潔明瞭の原則(p.41-42

[フィードバックとは、共に分かち合おうとする仲間が、お互いのさらなる成長を願って行う建設的な意見の表明]p.65

(1)  失敗は、チャレンジの証

(2)  失敗は、学習のチャンス(p.70

[勇気づけとは、自己尊重(自尊心)と自己信頼を築くのを支援するために個人の持ち味と潜在力に焦点を当てるプロセスであり、勇気と信頼を確立するのに欠かせない技術を適用することで現実化する理論である。]p.78

 

守屋洋『世界最高の処世術 菜根譚』を読んで

 

世界最高の処世術 菜根譚

世界最高の処世術 菜根譚

 

 人生を歩んでいくうえで、学びの多い一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・汚いものもあえて受け入れる度量を持ってこそ君子といえる。(p.20

・「年をとってから病気が出てくるのは、元気盛んなときに不摂生を重ねたからである。落ち目になってから報いを受けるのは、羽振りのよいときに無理押しをしたからである。だから君子は、血気盛んで羽振りのよいときにこそ、いやがうえにも慎重を期すのである」(p.24

・…失敗の責任は共有すべきだが、成功の報酬は人に譲ったほうがよい。それまで共有しようとすれば、必ず仲違いが生じる。苦しみは共有すべきだが、楽しみは人に譲ったほうがよい。それまで共有しようとすれば、ついには憎み合うようになる…(p.30

・平凡な人格と平凡な行動に徹して生きることこそ、平穏で満ち足りた人生を送る秘訣…(p.33

・…自分を磨くときには…じっくりと時間をかけなければならない。(p.36

・…忙しいときに、あわてふためきたくないと思うなら、暇なときに、しっかりと精神を鍛えておかなければならない。(p.39-40

・…書物を読んでも、聖賢の心に触れなければ、文字の奴隷にすぎない。官吏となっても、民衆をいつくしまなければ、禄盗人にすぎない。学問を学んでも、みずから実行しなければ、口先だけの学問にすぎない。事業を起こしても、人々のためになることを考えなければ、束の間の徒花に終わってしまう…(p.50

・…狭い小道を行くときは、一歩さがって人に道を譲ってやる。おいしいものを食べるときは、三分をさいて人にも食べさせてやる。(p.56

・…たえず不愉快な忠告を耳にし、思いどおりにならない出来事を抱えていてこそ、自分を向上させることができる。(p.63

・…よい評判は独り占めせず、少しは人にも分け与えるべきだ。そうすれば降りかかる危険を避けることができる。悪い評判はすべて人に押しつけず、少しは自分もかぶるべきだ。そうすればいっそう人格を向上させることができる…(p.67

・…清廉であってしかも包容力がある。思いやりがあってしかも決断力に富んでいる。洞察力があってしかもアラ探しはしない。純粋であってしかも過激に走らない。(p.77

・…細事の処理にも手を抜かない。人目のないところでも、悪事に手を染めない。年老いた晩年になっても、人生を投げ出さない。(p.81

・道を求めようとする者も、じっくりと機の熟すのを待つべき…(p.88

・…八方ふさがりの状態になっても、あきらめて投げ出してはならない…(p.94

・…下り坂に向かう兆しは最盛期に現れ、新しいものの胎動は衰退の極に生じる。…順調なときにはいっそう気持ちを引き締めて異変に備え、難関にさしかかったときには、ひたすら耐え忍んで初志を貫徹しなければならない…(p.108-109

・…この人生では、なにごとにつけ、減らすことを考えれば、それだけ俗世間から抜け出すことができる。(p.125

・…人に施した恩は忘れてしまったほうがよい。だが、人にかけた迷惑は忘れてはならない。人から受けた恩は忘れてはならない。だが人から受けた怨みは忘れてしまったほうがよい。(p.139

・…逆境にあるときは、身の回りのものすべてが良薬となり、節操も行動も、知らぬ間に磨かれていく。順境にあるときは、目の前のものすべてが凶器となり、体中骨抜きにされても、まだ気づかない…(p.185