Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

ロバーツ,アキ・竹内洋『アメリカの大学の裏側ーー「世界最高水準」は危機にあるのか?』を読んで

 

 大学に関心をお持ちのにおすすめです。以下に学びがあった箇所を引用します。

・…世界大学ランキングの上位の大学をよく見るとひとつのパターンがあることに気づく。ほとんどがアメリカ、イギリス、カナダ、スコットランドといった英語圏の欧米の大学であるということだ…英語が公用語でない日本の大学は圧倒的に不利になる…実験や分析結果、数式が重視される理系とちがい、言語そのものが重要な文系は…特に世界で孤立しやすい。(p.21-22

・世界ランキングが上がり、グローバル社会で知名度が上がることは、世界中から優秀な留学生や研究者を引き寄せるのにきわめて効果的…(p.23

・アメリカにはUSニューズなどの大学ランキングとは別に「カーネギー分類」(Carnegie Classification)と呼ばれる大学の分類法がある…どの大学が研究大学でどれが教育重視の大学なのかを調べる時にカーネギー分類が役に立つことになる。(p.36-37

・…テニュア制度が作られた一番の目的は、アカデミック・フリーダム、すなわち学問の自由を守るためである。テニュアを持っている教授はすぐさま結果を出さなくても解雇される心配がないので、何年もかかる研究にじっくり取り組むことができる。(p.58

・…アメリカの大学の中でテニュアを持っている教員は、「アソシエイト・プロフェッサー」とその上のランクの「プロフェッサー」だけだ。(p.60

・…エリート大学卒業生でテニュア・トラックの職は埋まっていく…(p.68

・公募で選ばれるのがテニュア・トラックになる一般的な方法だが、少しだけ例外がある。大学は「ダイバーシティ」(多様性)を重要視しているため、二番手や三番手の応募者でも女性やマイノリティー人種なら「ダイバーシティ雇用」として追加で雇ってくれる場合もある。もう一つのテニュア教授への裏道は優秀な学者と結婚することである。結婚しなくても就職活動の時にカップルになるだけでもいい…公募で受かった人の配偶者も一緒に雇う「配偶者雇用」を実施している大学もある。(p.69-70

・…最近では教育重視の大学と研究大学の両方で、求められる論文と本の出版の数が増えてきている…しかし出版から5年たっても…人文科学の分野では出版された論文の82%が一度も引用されない…社会科学でも32%、自然科学では27%の論文が引用されることがない。(p.78

・論文と本の出版に加えて、近年特に重視されてテニュアの審査での重みが大きくなっているのが外部の政府機関などからの研究費だ。(p.79

・…ほとんどの州で州立大学の教授や職員の年俸は個人ごとにネット上で公開されている…(p.110

・大学の運営が複雑になるとともに、管理職だけでなく、専門職…と呼ばれるさまざまな分野の専門業務も不可欠になった。(p.113

・大学財政を改善し授業料依存を減らすために、大学は常に利益の期待できる事業を模索している。大学スポーツがそのひとつである。(p.121

・現在、約三分の二の学生が卒業時にローンを抱えている。(p.139

・…いまだに8割以上の名門大学がレガシー優先入学を行っている。(p.156

・…まず最初の問題は教員が学生を正当に評価する自由を失いつつあるということだ…授業料の値上がりと共に大学が学生を顧客と扱いだしたことだ。お客様は当然高い支払いに見合う「商品」を要求する。それが「いい成績」というわけだ。(p.192-194

本田健『20代にしておきたい17のこと』を読んで

 

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

 

 若者におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・私は、20代のうちに絶対やっておいたらいいのが、「人生最大の失敗をする」こと…(p.16

・人生で早いうちに大きな失敗をすると、あとはプラス勘定になります。(p.17

・どんな成功者でも、人生の最初から最後まで順風満帆にいった人なんか誰もいません。(p.19

・目の前のワクワクすることをやってみること。(p.25

・…「大好きなことを見つける」…(p.28

・「人生は自分が触れたものになる」…自分の環境をどうつくるか――それで、その人が変わります。(p.38

20代のときに、どんな人と出会うかで、その後の人生は大きく変わる…(p.42

・幸せな人の特徴として、「100パーセント楽しんで生きている」…(p.46

・誰かが見ているというふうに思って行動しましょう。(p.48

・ただ待っているだけでは、やりがいのある仕事も、成功への足がかりも向こうからやってはきません。チャンスをつかめる人は、誰が認めてくれなくても、普段から地道な努力をしています。そして、チャンスが来たときには、すぐに前に飛び出せるように準備をしています。(p.52

・チャンスというものは、いつも、準備ができていないときにやってきます。だから、今から準備しておくのです。(p.53

・恋をするというのは、すべてのモチベーションの源になります。(p.71

・…「知識と知恵」に対する投資…(p.165

(1)  上から引っ張り上げてもらう運

(2)  横から支えてもらう運

(3)  下から持ち上げられる運(p.189

・私は、20代のうちに絶対やっておいたらいいのが、「人生最大の失敗をする」こと…(p.16

・人生で早いうちに大きな失敗をすると、あとはプラス勘定になります。(p.17

・どんな成功者でも、人生の最初から最後まで順風満帆にいった人なんか誰もいません。(p.19

・目の前のワクワクすることをやってみること。(p.25

・…「大好きなことを見つける」…(p.28

・「人生は自分が触れたものになる」…自分の環境をどうつくるか――それで、その人が変わります。(p.38

20代のときに、どんな人と出会うかで、その後の人生は大きく変わる…(p.42

・幸せな人の特徴として、「100パーセント楽しんで生きている」…(p.46

・誰かが見ているというふうに思って行動しましょう。(p.48

・ただ待っているだけでは、やりがいのある仕事も、成功への足がかりも向こうからやってはきません。チャンスをつかめる人は、誰が認めてくれなくても、普段から地道な努力をしています。そして、チャンスが来たときには、すぐに前に飛び出せるように準備をしています。(p.52

・チャンスというものは、いつも、準備ができていないときにやってきます。だから、今から準備しておくのです。(p.53

・恋をするというのは、すべてのモチベーションの源になります。(p.71

・…「知識と知恵」に対する投資…(p.165

(1)  上から引っ張り上げてもらう運

(2)  横から支えてもらう運

(3)  下から持ち上げられる運(p.189

さとうもえ『まんがでわかる中村天風の教え』を読んで

 

まんがでわかる中村天風の教え (Business Comic Series)

まんがでわかる中村天風の教え (Business Comic Series)

 

 人生を歩んでいくうえで、学びの多い一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・「人生は心一つの置きどころ」(p.40

・常に最高の運命を招くべく、いかなるときにも、すべてを感謝と歓喜に振りかえるよう、積極的な態度を、心に命じて活きるよう努力しよう。(p.43

・本当の幸福というのは、人生がよりよく生きられる状態に自分ですることなんだもん。自分でしないで、ほかからしてくれることを待っているかぎりきやしないよ。(p.46

・自分自身はもちろん他人にも積極的な言葉を使わないといけません…(p.64

・…実際人生を活きる場合、常に善良な言葉、勇気ある言葉、お互の気持ちを傷つけない言葉、お互に喜びを与える言葉を使おう。(p.69

・言葉には人生を左右する力があるんです。この自覚こそが人生を勝利にみちびく、最良の武器なんですよ。(p.72

・心を積極的にする要点は何かというと、勇気の煥発だ!だから、すべからく何事に対しても、またいかなるときといえども、勇気、勇気で対応しなければならない。(p.88

この世の中や人生には、滅多矢鱈と恐ろしいということはありはしない。恐ろしいと思っているのは、自分の心なのである。(p.89

・勇気は常に勝利をもたらし、恐怖は常に敗北をもたらす。(p.100

・価値ある人生を生きようとしたら、価値ある人生を生きる一番最初に必要なことをつくりあげる。すなわち、自分の心のあり方を変えなくてはダメなんですよ。(p.100

・どんな目にあっても、どんな苦しい目、どんな思いがけない大事にあっても、日常と少しも違わない、平然としてこれに対処する。これが私の言う積極的精神なんであります。(p.124

・…ああなったらいいなあというものが、すでに、成就してしまったときの気持ちや、姿を、心に描くのだ。(p.141

・自分の理想は常に、現実のものと同じように、自分の心にはっきりと明瞭に描きなさい。そして、その描いた絵は、決して取り替えないようにしなければいけない。(p.148

・今後は実行です…歩き出せば、たとえ迷いながらも、行くところへは行けます。(p.154

・自分の希望するところ、求むるところのものを、「実現する!実現する!」と繰り返し自分自身にいう…(p.165

・どんなことがあっても我々は、断じて、恐怖することなしに、また変更することなしに、信念強く、その実現を待たねばならない。(p.166

・自分の一旦描いた理想は、一念不動の状態で、固く固く把持して、変更しないことである。(p.170

岩井俊憲『勇気づけのリーダーシップ心理学』を読んで

 

勇気づけのリーダーシップ心理学

勇気づけのリーダーシップ心理学

 

リーダーシップに関心をお持ちの方におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

[リーダーシップとは、目標達成に向けて影響力を行使すること]p.10

・…次の条件を満たしさえすれば、変化を受け入れ、変革を推進することが可能…

    理解可能であること

    納得づくであること

    機会(チャンス)だと思えること

    リスクより潜在的利益が大きいこと

    優先度が高いこと(p.21

[やる気とは、目標達成に向けて継続的に内発的に自分自身を駆り立てるパワー]p.39

・…モチベーションのステップ…まず第1は「ビジョンを描く」こと…第2のステップは、具体的に「目標を設定する」こと…第3のステップは、描いたビジョンと設定した目標に向けて自分自身と他者を駆り立てるよう「勇気づける」こと…第4のステップは、困難を乗り越えて「断行する」こと…第5のステップは…目標に照らし合わせて「結果をチェックする」こと…第6のステップは、目標と結果のギャップがどこから来ているかを明確にした後で、次回のビジョン形成、目標設定に向けて「教訓を生かす」こと…(p.40-41

・…ビジョンの7原則…

    感覚訴求の原則

    肯定イメージの原則

    参画・巻き込みの原則

    価値観反映の原則

    具体的表現の原則

    実現可能の原則

    簡潔明瞭の原則(p.41-42

[フィードバックとは、共に分かち合おうとする仲間が、お互いのさらなる成長を願って行う建設的な意見の表明]p.65

(1)  失敗は、チャレンジの証

(2)  失敗は、学習のチャンス(p.70

[勇気づけとは、自己尊重(自尊心)と自己信頼を築くのを支援するために個人の持ち味と潜在力に焦点を当てるプロセスであり、勇気と信頼を確立するのに欠かせない技術を適用することで現実化する理論である。]p.78

 

守屋洋『世界最高の処世術 菜根譚』を読んで

 

世界最高の処世術 菜根譚

世界最高の処世術 菜根譚

 

 人生を歩んでいくうえで、学びの多い一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・汚いものもあえて受け入れる度量を持ってこそ君子といえる。(p.20

・「年をとってから病気が出てくるのは、元気盛んなときに不摂生を重ねたからである。落ち目になってから報いを受けるのは、羽振りのよいときに無理押しをしたからである。だから君子は、血気盛んで羽振りのよいときにこそ、いやがうえにも慎重を期すのである」(p.24

・…失敗の責任は共有すべきだが、成功の報酬は人に譲ったほうがよい。それまで共有しようとすれば、必ず仲違いが生じる。苦しみは共有すべきだが、楽しみは人に譲ったほうがよい。それまで共有しようとすれば、ついには憎み合うようになる…(p.30

・平凡な人格と平凡な行動に徹して生きることこそ、平穏で満ち足りた人生を送る秘訣…(p.33

・…自分を磨くときには…じっくりと時間をかけなければならない。(p.36

・…忙しいときに、あわてふためきたくないと思うなら、暇なときに、しっかりと精神を鍛えておかなければならない。(p.39-40

・…書物を読んでも、聖賢の心に触れなければ、文字の奴隷にすぎない。官吏となっても、民衆をいつくしまなければ、禄盗人にすぎない。学問を学んでも、みずから実行しなければ、口先だけの学問にすぎない。事業を起こしても、人々のためになることを考えなければ、束の間の徒花に終わってしまう…(p.50

・…狭い小道を行くときは、一歩さがって人に道を譲ってやる。おいしいものを食べるときは、三分をさいて人にも食べさせてやる。(p.56

・…たえず不愉快な忠告を耳にし、思いどおりにならない出来事を抱えていてこそ、自分を向上させることができる。(p.63

・…よい評判は独り占めせず、少しは人にも分け与えるべきだ。そうすれば降りかかる危険を避けることができる。悪い評判はすべて人に押しつけず、少しは自分もかぶるべきだ。そうすればいっそう人格を向上させることができる…(p.67

・…清廉であってしかも包容力がある。思いやりがあってしかも決断力に富んでいる。洞察力があってしかもアラ探しはしない。純粋であってしかも過激に走らない。(p.77

・…細事の処理にも手を抜かない。人目のないところでも、悪事に手を染めない。年老いた晩年になっても、人生を投げ出さない。(p.81

・道を求めようとする者も、じっくりと機の熟すのを待つべき…(p.88

・…八方ふさがりの状態になっても、あきらめて投げ出してはならない…(p.94

・…下り坂に向かう兆しは最盛期に現れ、新しいものの胎動は衰退の極に生じる。…順調なときにはいっそう気持ちを引き締めて異変に備え、難関にさしかかったときには、ひたすら耐え忍んで初志を貫徹しなければならない…(p.108-109

・…この人生では、なにごとにつけ、減らすことを考えれば、それだけ俗世間から抜け出すことができる。(p.125

・…人に施した恩は忘れてしまったほうがよい。だが、人にかけた迷惑は忘れてはならない。人から受けた恩は忘れてはならない。だが人から受けた怨みは忘れてしまったほうがよい。(p.139

・…逆境にあるときは、身の回りのものすべてが良薬となり、節操も行動も、知らぬ間に磨かれていく。順境にあるときは、目の前のものすべてが凶器となり、体中骨抜きにされても、まだ気づかない…(p.185

山田謙次『社会保障クライシス――2025年問題の衝撃』を読んで

 

社会保障クライシス

社会保障クライシス

 

 社会保障に関心をお持ちの方におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を一部引用します。

・この医療と介護の社会的費用がピークを迎える年…2200万人が後期高齢者になる2025年なのです。(p.24

2025年問題は、往復ビンタで社会保障制度を揺さぶります。ひとつ目のビンタが、負担になる側の後期高齢者の増加です。そしてもうひとつのビンタが、支える側の脆弱性です。(p.26

社会保障の増分は、増税社会保険料の増額などで埋めるしか方法はないわけですが、その支え手となるはずの4050代の中高年層は、就職氷河期世代で、むしろ貧困層を抱えた世代です。この層は、逆に生活保護費の増大の形で社会保障費を増価させる可能性すらあります。(p.31

・…社会保障を充実させるためには、自分たちが使えるお金を減らして、政府にお金を集める必要がある…(p.39

・…日本の社会保障制度…

    社会保障制度としてはすべての項目が揃っているが、経済成長時に給付が拡充された老人医療など、高齢者への給付の比率が高い。

    家族を基盤とする思想で設計されていたため、子育てや介護についても、個人を支援する考え方が不徹底。

    給付と負担が同時に制度設計されず、オイルショックバブル崩壊という経済危機により負担が抑えられたまま、給付が拡大されている。

    欧州で起こった社会保障の見直しと第三の道の議論が行われず、福祉から就労への考え方が根付いていない。そのため、貧困の防止が給付中心であり、就労の拡大による経済安定化と社会保障のバランスが取られていない。(p.59-60

・…かつては所得税法人税を中心とする直接税を増税することにより、社会保障の資金を調達することができました…高い税率をかけると資本や資産が海外に逃避するため、むしろ直接税の税率を低くする…間接税である消費税…を引き上げざるを得なくなりました…低所得者ほど負担率が大きくなる…逆進性があり…所得の再分配を妨げる要因…(p.68

・…社会保障危機を乗り越え、安心できる社会を維持するためには、国民負担率60%の社会を容認する必要がある…(p.165

・…マイナンバーを駆使すれば、国民の所得の捕捉を高めることができる…(p.166

 

 

伊藤肇『現代の帝王学 新装版』を読んで

 

 

現代の帝王学

現代の帝王学

 

 

 経営者・管理職の方におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・他人を変えようと思ったら、まず、自分を変えることである。(p.12

・…「帝王学」には三つの柱がある。第一の柱は「原理原則を教えてもらう師をもつこと」…

第二の柱は「直言してくれる側近をもつこと」…第三の柱は「よき幕賓をもつこと」…(p.13-14

・…「尊敬する気持」と「恥を知る心」…(p.59

・何でもよい。一つの仕事に精進しなさい…一、二年間、毎日、一つの仕事にとりくんでごらんなさい。他人が到底、入れない境地に達するでしょう。(p.123

・世の中に役立つようなことをすれば、必ず、その貢献の度合に応じた報酬が社会からもたらされる。それが利益である。(p.123

・順境は人をころし、逆境は人を活かす。そして、耐えるたびに少しずつ人生が見えてくる。(p.124

・一人の力が他人の協力を得たとき、はじめて事業は成功する。そして、協力を得られるのは、鋭さではなく人格の力である。(p.125

・…「人生の五計」…第一は「生計」。われ、いかに生くべきか…第二は「身計」。いかに身を立てるか…第三は「家計」。家庭をいかに営み、維持してゆくか。第四は「老計」。いかに年をとるか…第五は「死計」。いかに死すべきか。(p.193-194