Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

松下幸之助『人生心得帖』を読んで

 

人生心得帖 (PHP文庫)

人生心得帖 (PHP文庫)

 

あの松下幸之助が記した人生修養の書を読みました。

重要だと思われる個所を以下に引用します。

・波高い人生航路ではありますが…何ごとにもとらわれない素直な心で、何が自然の理にかなうことなのかを見極めつつ行動していけば、どのような困難にぶつかろうとも、おのずから道はひらけてくるのではないでしょうか。(p.18)

・自分の人生にはどうにもならない面があるけれども、その範囲において、こうだという信念をもって、自分自身の道を力強く歩むよう努めていく。そうすれば、たとえ大きな成功を収めても有頂天にはならないし、失敗しても失望落胆しない。(p.24)

・お互い人間も、このダイアモンドの原石のように、見た目には光り輝くものかどうか分からない場合もあるけれど、磨けば必ず光る本質をそれぞれにもっている。つまり、各人それぞれにさまざまな知恵や力など限りない可能性を秘めている。そのことにお互いが気づいて、個々に、あるいは協力してその可能性を磨いていくならば、人間本来のもつ特質、よさが光り輝くようになってきます。そこに世の中の繁栄も、平和も、人間の幸福も実現されてくると思うのです。(p.30)

・私は、成功というもののもう一つの姿とは、みずからに与えられたこうした天分を完全に生かしきり、使命を遂行することだと考えるのです。(p.34-35)

・自分に与えられた天分を見出すには、強い願いと、素直な心、この二つをいつも堅持していることが大切だと思うのです。(p.42)

・大切なのは、やはりまず信頼するということ。(p.50)

・感謝の心があってはじめて、物を大切にしようという気持ちも謙虚な心も生まれてきます。また、生きる喜びやゆとりも生じて…(p.57)

・…そのように怖さを知って謙虚な態度をとりつつ前進への努力をするというところから、人間としての真の実力も養われてくるのだと思うのです。(p.62)

・私は、こうした人情の機微にふれる態度や配慮というものが、お互いの日々の生活においても、やはりきわめて大切ではないかと思います。(p.67)

・かたちに現われた成功や失敗の体験だけではなく、この心の体験を日々重ねていくことが、特に変化の激しい時代に生きる私たちには、きわめて大切なのではないでしょうか。(p.73)

・…基本的には、長所と短所にあまり一喜一憂することなく、おおらかな気持ちで、自分の持ち味全体を生かしていくよう心がけることが、より大切なことではないかと思うのです。(p.80)

・人には人の行き方があり、自分には自分の行き方がおのずとあるわけで、だから、やはりまず自分の考え、性質を正しくつかんで、その上で他人の行き方を参考としていかなければならないと思うのです。(p.85)

・ですから、自分の意志で歩んでいくことは、それはそれで大事にしつつ、あわせてそれと同じように、あるいはそれ以上に、いい意味でのあきらめというか諦観をもち、与えられた環境に腹を据えて没入していく。そういう生き方をとることができれば…基本的には大きく動揺せずにすむのではないでしょうか。(p.91)

・人生のあらゆる場で、すべての人にとって、何か事をなし遂げようとする場合、熱意と誠意のあるなしが成否を決める一番のカギとなってくると思うのです。(p.97)

・…病になったときに大切なのは、不幸なことだ、悲しいことだ、といたずらに心を乱すのではなく、むしろ、よい修練の場が与えられた、病になってよかった、病さんありがとう、とおおらかな気持ちで、積極的に病と仲よくつきあっていくことではないでしょうか。(p.108-109)

・…みずからを省みることが、悩みの解消のためには最も大切ではないかと思うのです。(p.116)

・…道にかなったことであるかぎりは、ひとたび志を立てた以上、最後の最後まであきらめない。成功とは成功するまで続けることである、ということを、お互い常に心にとどめて、何ごとにも取り組んでいきたいものだと思います。(p.121)

 ・日々の生活の中で、お互いの知恵をさらに養い高めつつ、ものを真に生かすよう努めていく。(p.133-134)

・私たちは、それぞれがもっているその特質、価値というものを正しく認識し、その価値に応じて、不足もせず、行きすぎることもない適切な処遇をしていく。そしてその物をほんとうに生かしていくことが大切だと思います。(p.140)

お勧めです。