Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

狩野みき『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』を読んで

 

世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業

世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業

 

 グローバル化などが進展する今日、「自分で考える」ことはとても重要ですね。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・では、どうすれば「自分で考えて自分で動ける」ようになるのでしょうか。想定外の事態に出くわしたとくに必要なのは、「今どんな事態に直面しているのか」をきちんと理解した上で、策を練ることです...つまりステップ①:この事態について自分が理解していることは何か、確認する ステップ②:この事態をもっと理解するために調べなければならないことは何か、を把握して調べる ステップ③:この事態をどう切り抜けるべきか、という「自分の意見」を持つ(p.17)

クリティカル・シンキングで重要視されるのが、「根拠」です。意見や主張には必ず根拠がなくてはならない、という大前提があります。意見や主張は、「よい」根拠がなければなんの説得力もないのです…ここで考えなければいけないのは、①根拠として述べられている内容は「正しい」のか ②根拠が根拠になっているのか という2つの問題です。(p.23-24)

クリティカル・シンキングでは、「視点の多さ」も重要です…視点を増やすためのいちばん手っ取り早い方法は、「もともとの主張とは反対の主張」をしてみることです。(p.25)

「比較」が人間の考えを深めてくれる、というのは、考え抜く力の常識でもあります。(p.35)

・では、「理解を深める」ためには...1.情報を本当に理解できているかどうかチェックする 2.理解できていないことは何か、きちんと挙げてみる 3.「理解できていないこと」をなくすための、効果的な質問を考えてみる 4.実際に質問するクセをつけるです。(p.43)

・「よい質問」のポイント12か条 ①「いつ、どこで、誰が、何を、どのように」 ②「なんのために?」、「なぜそう言えるの?」 ③情報にツッコミを入れる ④必然性を問う ⑤データなどの正当性・妥当性を問う ⑥あいまいな言葉をチェックする ⑦似て非なるものを引き合いに出す ⑧物事の両面を確認する ⑨きっかけ・起源について尋ねる ⑩なぜ「今」なのか、を問う ⑪長期的な展望について聞く ⑫インタビューワーになったつもりで、背景について尋ねる(p.60)

理解を深めるための「やること」リスト □理解したつもりにならないために、①5歳児に説明するつもりで話してみる、②カタカナ語を掘り下げる、③英語に訳してみる、④「理解度チェックシート」を使う、⑤5W1Hでツッコミを入れる、⑥「信号色のマーカー」で吟味する □急に意見を求められたら「よい質問」をする □「意見なのか」、「事実なのか」を区別する(p.74)

・ 発想を広げるための「やること」リスト □利害関係のある「スルーできない人」が「いちばん手に入れたいもの」を考える □部外者の視点で考える □「1人弁証法」で、とにかく自分に反対してみる(p.118)

・暗黙の前提を探すためのプロセス ①「意見」を<結論>部分と<根拠>部分とに分けて、両者の間に「なぜならば」矢印と「故に」矢印を引く ②<結論>なぜならば⇨<根拠>というロジックはOKか、チェックする ③<根拠>故に⇨<結論>というロジックはOKか、チェックする ④ ②と③のロジックがOKな場合、この「意見」は正当、と言える ⑤ ③のロジックが釈然としない場合は、暗黙の前提を探す ⑥その暗黙の前提は正しいと言えるのか、根拠を考える(p.145)

未来の視点で現実的な選択肢を手に入れるための、やることリスト □先の予測をする手順 ①その案の「うまくいった場合」と「いかなかった場合」のシナリオを想定する ②それぞれのシナリオのために、何か手を打つべきことはあるか、考える ③その行動は実行可能なのか考える ④その行動は、今、しておくべきことかを考える(p.162)

意見を交換する14のルール 【ルール1】この世に絶対的な正しい意見などない、と心得る 【ルール2】相手にとってわかりやすい言葉と流れで 【ルール3】これから話す内容の「マップ」を示す 【ルール4】大事な箇所は表現を変えながらくり返して 【ルール5】断定的な口調は避けて 【ルール6】反論=人格否定、ではない 【ルール7】NOは相手からの質問だと思おう 【ルール8】相手の話をさえぎらない 【ルール9】「わかったつもり」はNG 【ルール10】相手の意見の丸呑みは「尊重」ではない 【ルール11】相手のペースにのまれないで 【ルール12】根拠を聞こう、口に出そう 【ルール13】知ったかぶりをしない 【ルール14】反対するなら代替案を (p.202)

自分の大事なことに気づくリスト □「何か納得いかない」、「何か気になる」ところに、「大事なこと」がある □「ん?」という気持ちに気づいて、その理由を探ってみる(p.217)

いろいろな学びがある良書。