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Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

長谷川修司『研究者としてうまくやっていくにはーー組織の力を研究に活かす』を読んで

 

 研究者をめざす方の必読書です。以下に重要と思われる箇所を引用します。

…研究とは、答えのわかっていない課題を考えることだと言えます…「研究」では、研究者自身の個性や価値観が色濃く反映され、大げさに言えば「自己表現」につながります…価値ある謎や課題を見つけること自体が研究の大きな部分を占めます。(p.19-20)

…最初の大きな成功体験が研究者として走り出す重要なきっかけとなります。(p.23)

…重要なのは、必要なときに必要な知識やスキルを学び身につけることのできる柔軟性と意欲をずっと持ち続けることです。(p.26)

・自分の研究に合わせて、既知の知識を今までにないやり方で組み合わせることが、独創性を生むことになります。(p.26)

・研究者の大きな魅力の一つは、毎日コツコツ研究室で続けている自分の研究がひょっとして世の中を変えるかもしれないという夢を抱けることでしょう…研究者は、自分こそがそれを成し遂げるんだという大志を持っているので、毎日、困難にぶつかってもへこたれずに研究を続けられるのです。(p.36)

・…先輩から指導を受けることには大きなメリットがあります。研究の細かなテクニックを教えてもらえば、研究の効率が大幅に上がるのです…先輩から…うまく教えてもらう秘訣は、先輩の研究を手伝うことです。(p.49)

・…博士号は研究者コミュニティの中で独立した研究者として生きてい運転免許証のようなものですので、それを使って職を得て研究者としてキャリアアップしていく必要最低限の資格です。(p.89)

・…学会発表はコミュニティの中で自分の存在をアピールする場であり、「研究者としての就活」の重要なチャンスだ…(p.96)

研究成果を論文として公表するのは研究者の最も基本的な義務です…論文を書かなければ科学の発展に寄与しません。(p.114)

・…所属する研究室に留学生や外国人のポスドクなどがいたら、無料の英会話教室というつもりで、積極的に話かけましょう。(p.150)

プロとは、常に新しいこと、少しでもより高いところを目指してチャレンジし続ける人...(p.152-153)

研究費の申請書を書くときのとっておきのトリック…自分ですでにかなり進めてある研究内容で申請する…そうすると、研究計画の実現可能性を、説得力をもって強調できるし、非常に具体的で焦点の絞れた研究計画になります...そして、首尾よく研究費がもらえたら…さらに次の研究費申請書のネタとなる研究をする…(p.182-183)

・また、未来の雇い主になるかもしれない教授やシニア研究者たちに自分をアピールするためには、発表だけでなく、他の講演者の発表に対する質疑応答を利用することが有効です。(p.185)