Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

ちきりん『自分のアタマで考えよう』を読んで

 

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

 

 タイトルが示すように様々な例を示しながら、考えることの大切さを教えてくれる一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・世の中の事象には、なんであれよい面と悪い面があります…情報を見て考えられることをすべて列挙せよといわれたら、よい面と悪い面の両方が出てくるのが、「知識にだまされていない純粋な思考」の結果です。(p.14-15)

・時代が変わり、世の中が変わり、新しい現象が出てきて新しい情報に触れたとき、過去の知識ではなく、目の前の情報から考えることができるかどうか。それが「考えることができる人」とできない人の分岐点です。(p.19)

・自分の頭で考えること、それは「知識と思考をはっきり区別する」ことからはじまります。(p.21)

・十分すぎる情報があるのになぜなにも決まらないのでしょう?理由は、「誰も考えていないから」です。みんな「情報を集めて分析する」作業に熱中しています。しかし意思決定のためには、「どうやって結論を出すべきなのか」を先に考えることが必要なのに、そのための思考を怠っているのです。(p.27)

・迅速な意思決定が求められるビジネスでは…具体的な意思決定プロセスを明確化し、それらに必要な情報もリストアップしてから調査や分析をはじめるべきです。(p.32)

・「考えること」「思考」とは、インプットでする情報をアウトプットである結論に変換するプロセスを指します…(p.34)

・情報を見たときにまず考えるべきことは、「なぜ?」と「だからなんなの?」のふたつです…「なぜ?」とは、数字の背景を探る問いです…もうひとつの「だからなんなの?」…次に起こることを予想し、それに対応するためになにをすべきかを考える…(p.42-43)

・...「あらゆる可能性を見つけるための分解図」を使いながら、自分の考えが無意識になにかに偏っていないか、注意深くふり返ることも、時にはとても大事なことなのです。(p.82)

・「比較」は誰にとっても身近な分析手法なのです。比較には、「なにとなにを比較するのか?」(比較の対象)と、「どのような点について比較するのか?」(比較の項目)が必要です。(p.90)

・二種類の比較

①自・他の比較

・自分と他者

・自社と他社(ベスト・プラクティス分析)

・自国と他国など

②時系列の比較

・過去と現在(歴史)

・過去と現在と未来(予測)

・現在と未来のあるべき姿(目標)(p.94)

・プロセスに分解して比較することで、会社と会社、人と人など主体の比較だけではなく、「ものごとの進め方」や「段取り」まで直接的に比較できるようになる…(p.113)

・決められないのは選択肢が多すぎるからではありません。決められないのは、「判断基準が多すぎるから」なんです。(p.116)

・その時々で「今、もっとも重要な基準はどれなのか」ということを見極め、思い切って判断基準を仕分けてしまいましょう。(p.118)

・世の中は複雑です…だからこそ「その中で、もっとも大事なことはなんなのか?」という点を見極める必要があるのです。そして、多くの選択肢の中から大事なものを見極めるためには、あえてシンプルな基準が必要なのです。(p.131)

・考えるときにくれぐれも注意したいのは、「思考のレベルをそろえる」…(p.134)

・重要なことは…自分独自の選択基準を見つけること、それがなにであるかを考えること、それこそが「自分の頭で考える価値のあること」なのです。(p.169)

・…各自がそれぞれに考え、出てきた自分の考えをみんなで共有し、「なぜ自分は(そして他の人は)そう考えたのか?」という思考の結果と、それに至る思考の道筋を共有することに意義があるのです。(p.193)

・…「この考えを図にすると、どんな感じになるかな?」と思いながら書いてみます…迷うことがたくさん出てきます。言語で考えていたときには抜け落ちていた思考部分について…絵にするためには明確にする必要が出てくるからです…それら…について…突き詰めて考えれば、最初に頭の中に「なんとなく浮かんでいたアイデア」は一気に具現化します。(p.215)

・重要なことは…必ず「思考の棚」をつくり、その中に格納するということです…知識を洞察につなげることのできるしくみとして「思考の棚」をつくるーーこれこそが「考える」ということなのです。(p.237)

①知識は思考の棚の中に整理すること

②空いている棚に入るべき、まだ手に入っていない知識を常に意識すること

③それらの知識が手に入れば言えるようになることを、事前に考えておくこと(p.238)