Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

ちきりん『「自分メディア」はこう作る!ーー大人気ブログの超戦略的運営記』を読んで


「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記
 

 トップブロガーのちきりんさんんが語るブログの育て方を実体験をもとにわかりやすく記した一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・…個人ブログがブレークするには、ソーシャルネットワークパワー、すなわち、ネット上で強力な口コミ力を持つ人や、人気のウェブサービスに選ばれる必要があります。しかも、勢いのある口コミサービスは数年ごとに変わっていくので、自分のブログの発展タイミングと、強い口コミ力を持つウェブサービスとのマッチングが、ブログの命運を左右するのです…結局のところコンテンツ制作者にできることは…自分の書きたいことを書き続ける、ということしかないのです。(p.51-54)

自分のメディアを作るための5か条

1.コンテンツを散逸させない

 …具体的にいえば、他サイトからの執筆の依頼はできるかぎり受けない、ということです…最もおもしろい、最も新しい文章は、常に自分のサイトで発表する、これが原則です…

2.ネットの中の人にはならない

 ...

3.つながる世界でつながらない

 …自分が最初におもしろいトピックを発信し、他の人が自分を追いかけてくれるほうが、サイトの価値もあがります…

4.オープンな場所に居続ける

 …メルマガ発行やサロン運営をしない理由は「めんどくさいから」という理由も大きいのですが、誰でも読めるオープンな場所にいることを、とても大事だと考えているからでもあります…私が望んでいるのは、自分が考えたことを自由に表現したい、それを価値観を一にするたくさんの人に伝えたい、ということです。そのためにベストなのは、誰でも読める場所に文書を開示し続けることなのです。

5.信用力を売らない

 …信用力は、築くにはとても時間がかかるのに、壊れるときは一瞬です。(p.90-100)

・自分でお金を出して本を買うことで、「この本には、この価格に見合うだけの価値があるか」という判断も厳しく行えるので、できれば紹介する本は自分で買いたいと思っています…たいした額でもない紹介謝礼やアフィリエイトの報酬を稼ぐより…紹介する本は、常にものすごくおもしろい!…という評判を獲得するほうが圧倒的に価値があります。(p.103)

・ブログを書く上でいつも意識しているのが、読者にはふたつのタイプの人たちがいるということです…「反応をくれる読者」と「サイレントマジョリティを構成している読者」という分け方です…ブログにコメントを残す人はごく一部です…サイレントマジョリティを構成する人たちは、文字通り何も言ってきてはくれないので、その意向を理解するにはアクセス数の推移を見るしかありません…別の分け方もあります。それは、「エントリを読みに来る人」と…ブログを読みに来る人…ここで重要なのが、前者から後者へ、少しでも多くの人に移行してもらうことです…ブログの場合は、何らかのきっかけで通常の何倍ものアクセスがあった場合、その翌日に何を書くかが鍵となります。なぜなら、昨日たまたま来てくれた人の一部は、今日もブログを再訪してくれる可能性が高いからです。それに備え、大きく注目された翌日こそ「昨日よりおもしろい何か」を書いておけば…印象付けられます…大事なのは、その突発的なアクセス流入を、固定客に変換するための取り組みです。(p.112-116)

「成長したいなら、ひたすら変化すべし」(p.169)

・「最初の一歩を踏み出すこと」は…重要です。なぜなら一歩踏み出した時に見える景色は、今立っている地点から見える景色とは、まったく違っているからです。一歩進むたびに異なる景色が現れ、一歩進むたびに取りうる選択肢が増え、今までに思いつかなかったアイデアが出てきます…極めて貴重な情報が手に入るのです…一歩を踏み出すんです。そして、その次もまた一歩を。それを続ければ、どこかに辿り着きます。(p.177)

・…現代における労働者は、

1.システムを構想する人…

2.構想されたシステムに必要となる、機能パーツを設計する人

3.設計された各機能パーツを製作する人

4.システムに沿って働く人…

 という4つに分断されてしまったのです。(p.204)

・駆け引き、交渉ごと、取引の基本は「何かを得た時は、何かを失う」ということであり、「何かを譲れば、何かを得ている」ということです…自分にとってどうでもいいことなら、どんどん人を助けてあげればいいし、譲ればいいのです。それはいわば「世の中に貯金する」行為です。反対に、あちこちで自分の主張を通すのは、世の中に借金を作って歩くような生き方です…人や社会への借りはなかなかゼロクリアできません…むやみに人に勝とうとしないこと、むやみに自分の意見を通そうとしないこと。(p.212-213)

・…生活保護以外の社会福祉制度は全廃すべし!」です…この制度にすれば大金持ちは補助を受けられません。その上、制度がシンプルになれば…全体としては相当数の人員削減、コスト削減が可能になります。(p.241-245)

グローバリゼーションとは、日本人に英語を習わせることではありません。それは、世界の人を受け入れること。世界の多様性を受け入れること…(p.279-280)