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Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

田坂広志『なぜ、働くのか――生死を見据えた『仕事の思想』』を読んで

 

なぜ、働くのか―生死を見据えた『仕事の思想』 (PHP文庫)

なぜ、働くのか―生死を見据えた『仕事の思想』 (PHP文庫)

 

 働くということの意味の奥の深さを教えてくれる一冊。すべての働く人におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・この書においては、次の一〇のキーワードを取り上げ、語りました。

「思想」……現実に流されないための錨

「成長」……決して失われることのない報酬

「目標」……成長していくための最高の方法

「顧客」……こころの姿勢を映し出す鏡

「共感」……相手の真実を感じ取る力量

「格闘」……人間力を磨くための唯一の道

「地位」……部下の人生に責任を持つ覚悟

「友人」……頂上での再会を約束した人々

「仲間」……仕事が残すもうひとつの作品

「未来」……後生を待ちて今日の務めを果たすとき(p.8)

・大学時代に、どれほど深い「覚悟」を身につけたか。その覚悟に裏づけされた「思想」を身につけたか。それが、実世界に出てからの歩みを、定めます。では、実社会に出てからは、何が始まるか。格闘が始まります。現実の荒波との格闘です…そして、そのような現実との格闘を通じて、試され、深められた「思想」こそが、真に「思想」と呼ぶに値するものなのです。(p.17-18)

・では、いかにすれば、その深い「覚悟」と「思想」を身につけることができるのか。荒波に流されない「仕事の思想」を身につけることができるのか。そのためには、「三つの原点」から、いま自分の行っている仕事を見つめることです…「死生観」、「世界観」、「歴史観」…「死生観」とは、「生死」という深みにおいて観ることです。「世界観」とは、「世界」という広さにおいて観ることです。「歴史観」とは、「歴史」という流れにおいて観ることです。(p.20-21)

・経営者として大成するためには、「三つの体験」を持っていなければならぬ。「投獄」「戦争」「大病」という体験のいずれかを持っていなければならぬ。(p.34)

・若き日に「死生観」を身につける。「人は、かならず死ぬ」との覚悟を定め、「いかに死ぬか」を求め、「思想」を深めていく。(p.61)

・今日という一日を、精一杯に生き切る。(p.90)

・…もし皆さんが、自分の生まれた境遇を、恵まれた境遇であると感じ、その感謝の思いを、良き仕事を通じて表そうと考え、そうした使命感を持って生きるならば、その生き方は、高貴な生き方です。(p.113)

・我々が為すべきは、まず、日々の仕事に心を込めて取り組むこと。そのことによって、「良き仕事」を残すことです…たとえ「小さな仕事」であろうとも、心は「大きな世界」を観ている。そのことが大切です。(p.114-115)

・…「人類の歴史」がどこに向かうのかを考える…そして、そのうえで、「仕事の意味」を考える…(p.116-117)

・「人間の意味」を問う…「人間の意味」を深く問うためには…「宇宙の歴史」に目を向けることです。(p.124-125)

・...我々が、日々取り組むビジネスにおいて、その「仕事の価値」を定めるのは、何か…その人物が、何を見つめているか。その仕事の彼方に、何を見つめているか。(p.146-147)

・答えのない問いを、問い続ける力。それを身につけなければならないのです。(p.157)