Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

稲盛和夫『燃える闘魂』を読んで

 

燃える闘魂

燃える闘魂

 

 経営者、経営幹部の方におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・いまの日本に必要なのは、この「負けてたまるか」という強い思い、いわば「燃える闘魂」である。(p.21)

新しき計画の成就は只不撓不屈の一心にあり。さらばひたむきに、只想え、気高く強く、一筋に(p.22)

・やがて本当に国の借金を国民が負担しきれなくなること、またそれによって国家が破綻してしまうという事実を明確に示し、危機意識を喚起しなければならない。(p.39)

・…「経営の原点」…

一、事業の目的、意識を明確にする

 公明正大で大義名分のある高い目的を立てる

二、具体的な目標を立てる

 立てた目標は常に社員と共有する

三、強烈な願望を心に抱く

 潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと

四、誰にも負けない努力をする

 地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける

五、売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える

 …利益を追うのではない。利益は後からついてくる

六、値決めは経営

 値決めはトップの仕事…

七、経営は強い意志で決まる

 経営には岩をもうがつ強い意志が必要

八、燃える闘魂

 経営には…激しい闘争心が必要

九、勇気をもって事に当たる

 卑怯な振る舞いがあってはならない

十、常に創造的な仕事をする

 …常に改良改善を絶え間なく続ける。創意工夫を重ねる

十一、思いやりの心で誠実に

 商いには相手がある。相手を含めて、ハッピーであること。皆が喜ぶこと

十二、常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で(p.44-45)

 ・…人が「決してできない、やれるわけがない」と常識で考えていることであっても、果敢に挑戦し、誰にも負けない努力を払い、日々凄まじい根性をもって、創意工夫を繰り返し、取り組んでいく。(p.68-69)

・従業員を含め、企業全体がそのような「燃える闘魂」をもった集団であるべきなのである。それには、従業員の共感を得ることが大切である。(p.69)

・不況を成長のチャンスとする具体的な方策…

①従業員との絆を強くする

②あらゆる経費を削減する

③全員で営業する

④新製品、新商品の開発に努める(p.86)

・資本主義を軌道修正していくにあたり、必要な考え方がある。それは、「足るを知る」ということである。(p.114)

・…経営における判断基準とは、「人間として何が正しいのか」という問いに集約されるものと考えている。(p.123)

・「欲望にもとづく経営は必ず破綻する。人を蹴落としたり、不正な方法を行ったりして手にした利益には意味がない。利益を得るにも、人間として正しい道を貫かなければならない。その正しい道のベースとなるのは他者を思いやる『利他の心』、人間としての『仁』と『義』、すなわち『徳』である。従業員に対する愛、顧客に対する奉仕、そして、社会に対する貢献がなければ、永続的に繁栄をつづける経営はできない」(p.135)