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Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

田坂広志『仕事の思想――なぜ我々は働くのか』を読んで

 

仕事の思想―なぜ我々は働くのか (PHP文庫)

仕事の思想―なぜ我々は働くのか (PHP文庫)

 

 すべてのビジネスパーソンにおすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・仕事一生懸命取り組んでいくと、すこしずつ仕事のスキルやノウハウが身についていきます。仕事の能力が磨かれていくのです。そして、そこがたんだんと面白くなってくるのです。(p.52-53)

・…「仕事の報酬は、仕事である」…仕事のスキルやノウハウを磨いていくと、これまでできなかった面白い仕事に取り組めるようになっていくのです。(p.57)

・…仕事を一生懸命にやっていると、仕事のスキルやノウハウが身につき、仕事の能力が磨かれ、ひとりの職業人として成長していくことは当然ですが、実はそれだけでなく、ひとりの人間として成長していくことができるのです。そして、その成長を実感し、その成長の喜びを味わうことができるのです。では、この「人間としての成長」とは何でしょうか。それは、「こころの世界が見えるようになってくる」ということです。(p.62)

・「仕事の報酬は、成長である」その世界を見失わないことが大切です。なぜならば、「人間としての成長」とは、決して失われることのない報酬だからです。(p.65)

・最も大切な「成長の方法」…「夢」を語り、「目標」を定めることです。(p.72)

・この「夢を語る」ということによって、人間が力を振り絞れるためには、ひとつ重要な条件があるのです…「本気で語る」ということです…この「本気」ということを考えるとき、忘れてはならない、さらに大切なことがあります。それは、「ポジティブ・シンキング」ということです。すなわち、「本気で語る」とは、「本気で信じる」ということなのです。(p.82-84)

・…人前で堂々と夢を語るということは、おのずとその発言に対する責任を負うことになるため、自分自身を追いつめていくための優れた方法になるのです。(p.92)

・…ビジネスマンが成長していくためには、もう一つ忘れてはならない大切な方法があります…「鏡」を見ることです。自分にとっての「成長の鏡」を見ることです…ビジネスマンならば、誰もが見ることのできる「鏡」があります…「顧客」です。(p.98-100)

・「企画というものは、顧客に納得してもらって、はじめて『良い企画』と言える」(p.104)

・「黙って去る顧客」こそが、ビジネスマンにとって、最も「厳しい顧客」なのです。(p.108)

・「黙って去る顧客」も、こころを澄ませ、注意深く見ていると、かならずその文句や不満を「無言のメッセージ」として発しています…説明の最中の表情、頷き方、首の傾げ方、目の配り方、こちらと目を合わせたときの視線、何気ない質問のニュアンス、やりとりの呼吸、こちらからの問いかけに対する答え方の雰囲気、会議全体の空気、最後に別れるときの余韻。(p.112)

・「顧客と共感する」ということは、まず何よりも「顧客に共感する」ということなのです。(p.131)

・…「人間学」の学びも「人間力」の修練も、現実の生活の場と仕事の場にこそ、最高の学びがあり、最高の修練があるということです。(p.143)

・…私たちは、いかにして「人間学」を学んでいくことができるのでしょうか…「人間」というものを深く見つめること。(p.144)

・「人間」というものを深く見つめること。そして、この言葉が真に意味しているものは、決して他人の「人間観察」ではなく、何よりも自分自身の「内面省察」にほかならないのです。(p.153)

・…「人間力」を身につけていくために大切なことは、いったい何でしょうか…「人間」というものと格闘すること…相手の「こころ」と正対するということです。(p.157-158)

・では、なぜ、私たちは、義務と責任を求めてマネジャーになろうとするのでしょうか。私はその理由は、二つあると思っています…一つは、義務と責任が、仕事の「働き甲斐」につながるからです…もう一つは、義務と責任が、人間を成長させてくれるからです…その意味はさらに二つあります。一つの意味は、「仕事のリスク」に責任を持つことによって成長できる…「部下の人生」に責任を持つことによって成長できるという意味です。(p.176-179)

・自分自身が成長すること。成長し続けること…マネジャーは、「部下の成長」を支えていけるのです。(p.184)

・「友人」が、苦しいときや迷いのときに、私たちを支えてくれます。(p.196)