Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

湯川笑子『バイリンガルを育てる――0歳からの英語教育』を読んで

 

バイリンガルを育てる―0歳からの英語教育 (くろしおΧブックス)

バイリンガルを育てる―0歳からの英語教育 (くろしおΧブックス)

 

 バイリンガル子育てに興味のある方にオススメの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・人が日常的に二ヶ国語や三ヶ国語を使うようになるルートはいろいろある。専門外の人が間違えやすいのは、それらのケースにみな同じ留意点や助言があてはまると考えがちなことだといえる。毎日二つの言語で話しかけられるチャンスがあれば、二つの言語が聞き、話せるようになる…同時に二言語を伸ばすことは決して不可能なことではない。(p.29-31)
・「家では英語をしゃべる」のルールの他に、「英語の本を読み聞かせる」、「英語のビデオを見せる」、「よく似た年齢の子どもを持つ、英語圏からきた外国人家族がいれば、できるだけ一緒に遊ぶ機会をもつ」ようにこころがけた。私たちは、いろんな知的刺激の源として、また、自分の考えを正しく伝える話し方や高度な読み書きの能力の土台とするために、小さい時からの読み聞かせは非常に大切だと考えている。こうした目的を達成し、同時に英語のインプットを確保するために、英語の本をせいいっぱい読んでやるようにしている。(p.48-49)
・…友人からのインプットは、子どもの成長の時期によって随分違った効果を示した。小さい時ほど影響を受けやすく、大きくなると個性が合うかどうかで効果のあるなしに差が出た。また、日本で小細工をして「英語の気分」にさせるより、まわりにいっぱい英語が見える(聞こえる)海外での方が数倍の効果があることもわかった。(p.57)
・英語と日本語に含まれる音を聞き分け、それぞれの言語でそういった音がどう組み合わされて単語になるのかを発見したのと同じように、単語と単語をどう組み合わせて句や文を作るのかというルール…も、子どもは自力で発見していく。(p.63)
・生徒の生活に根ざし、しかも…興味を持っていて、学習をしてみたいというサインが読みとれたテーマをひとつ選び、その内容について語彙を増やし、本を読み、文を作り、表現活動をしていくという、非常に包括的なアプローチだった。(p.253)
・外国語学習には、学習者が理解可能で、しかも未習の表現や語彙が少し含まれているようなインプット…がたくさんあることが必須条件だと多くの研究者が言っており、この点は非常に重要だ。(p.259)