Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

鳥飼玖美子『本物の英語力』を読んで

 

本物の英語力 (講談社現代新書)

本物の英語力 (講談社現代新書)

 

 英語学習に興味のある方におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。


(1) ネイティブ・スピーカーを目指すのではなく、自分が主体的に使える英語――「私の英語」を目指す…
(2) 英語を覚えようとするのではなく、知りたい内容、興味のある内容を英語で学ぶ。(p.9)
・英語学習の成否を決めるのは、まずは「何のために英語を学ぶか」という、英語学習の目的です。(p.12)
・ふだん使わないのですから、上達しないのは当たり前です。(p.16)
・…あえて、自分なりの「目的」「目標」を設定することを勧めたい…(p.18)
・自分が誰であるかのアイデンティティは大切にしつつ、世界の人びととコミュニケーションをとるために、英語の音とリズムの特徴を把握して、ゆっくり、はっきり、分かりやすい英語を話せば良い…(p.35)
・英語を使えるようになるには、度胸も必要ですが、もっと必要なのは…「語彙」です…仕事で英語を使おうという場合は、8000語は必要です。何かの問題について議論するとなれば、1万語…(p.36-37)
・…自習では多読がお勧めです…ざっと大意をつかむ「スキミング」…斜め読みして必要な情報を探し出す「スキャニング」…は、読み方として重要です…もちろん、ゆっくり精読する「精読」も大切です。(p.42-43)
・…洋書を読んでは英語らしい表現、洒落た言い回しなどをカードに書き出していました…それだけやると単語や表現が確実に頭に入ります。(p.44)
・…単語というのはコンテクスト…によって意味が変わってくるので、まとまったセンテンスなりパラグラフの中でどう用いられているかを知らないと、結局は使えないことになるという問題です。(p.48)
・英語力をつけるには…ともかく「読む」ことです。なぜなら、コンテクストの中で生き生きと使われている言葉を可能にしてくれるのは、何と言っても読むことだからです。(p.56)
・...文法というルールを勉強しておかないと、コミュニケーションという試合には出られません。(p.63-64)
・…構文を分析すればどんなに複雑な英文も意味が取れること、そのためには、文法力、そして語彙力と背景の知識が役立つということです。(p.69)
・…無理せず確実に文法力をつけるには…たくさんの英文に接していると効果がある…だんだん英文の構造に慣れてきて、複雑なセンテンスも…分かってきます。(p.71)
・「内容と言語を統合する学習」の10代原理…
① 内容学習と言語学習の比率、一対一
② 生の教材(新聞、雑誌、ウェブなど)の使用を奨励する
③ 文字に加え、音声、数字、視覚(図や映像)による情報を与える
④ 多様なレベルの思考力(暗記、理解、応用、分析、評価、創造)を活用する
⑤ タスク(授業内に行う課題)を多く与える
⑥ 協同学習を重視する
⑦ 内容と言語の両面での足場(学習の手助け)を用意する
⑧ 異文化理解や国際問題の要素を入れる
⑨ 4技能をバランスよく統合して使う
⑩ 学習スキルの指導を行う(p.100)
・英語はパラグラフから構成されていて、ひとつのパラグラフにはひとつの内容…を書き、複数のパラグラフには論理的な一貫性…を持たせます。冒頭のイントロダクション…は重要で、このパラグラフを読めば…概要が掴めます…英語のパラグラフのひとつひとつが、全体と同じような構成になっていることです…概要をまとめて最初に提示する「トピック・センテンス」…があり、次に根拠を述べるセンテンス…があり、そして最後に「結論」…がきます。(p.147-149)
・…グローバル時代のコミュニケーションでは、「重要なことを最初に書く」ことが肝要です。(p.151)
・英語学習の成否を決めるのは、自ら意欲的に未知と出会い、緊張感を持って努力を継続できるかということです。(p.194)