Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

出口治明『本の「使い方」――1万冊を血肉にした方法』を読んで

 

 読書を通じて「考える力」を養いたい方におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。


●教育……生きていくために必要な最低限の武器を与えること
●教養……より良い生活を送るために、思考の材料となる情報を身に付けること
ストックしてある知識や情報の量が多ければ多いほど、思考や直感など脳の活動の精度は高くなります。だから私たちは、たくさんの教養を身に付けておく必要があるのです。(p.25)
・「ひとつでも多くのことを知りたい」という気持ちを持ち続けている限り、「何冊」と数えなくとも、教養は、永遠に積み上がっていきます。(p.28)

●「人」から学ぶ
●「本」から学ぶ
●「旅」から学ぶ(p.30)
・本の優位性…
① 何百年も読み継がれているもの(古典)は当たりはずれが少ない
② コストと時間がかからない
③ 場所を選ばず、どこでも情報が手に入る
④ 時間軸と空間軸が圧倒的に広くて深い
⑤ 実体験にも勝るイメージがある(p.32-33)
・優れた本は、読後に、「毒」を飲んだような強い印象を残します…何かが、頭の中にひっかかります。(p.39)
・世界で、ひとかどの人物として尊敬されるためには、教養の深さが必要です。(p.50)
・欧米の経営者は、ホッブズやルソー、デカルトといった古典の原典をしっかり読み込んでいます。だから、リベラルアーツの質と量がまったく違う。(p.54)
・新聞社によって価値の序列は違いますから、複数の新聞を読み比べてみると…とてもよい学びになります。考えるきっかけを与えてくれるからです。(p.57)

●新聞…価値の序列を付けて、文脈を伝えるツール
●インターネット…速報性と検索性に優れたツール
●本…時間軸、空間軸が広く、全体的な知識を伝えるツール(p.61-62)
・…どうすれば活字離れを防ぐことができるのでしょうか…アメリカの大学を真似すればいいと思います。本を読まなければ、大学を卒業できないシステムを構築するのです。(p.65)
・本を読まないと、教養が身に付きません。教養が身に付かないと、自分の頭で考えることができなくなります。支配する側や、商品・サービスを一方的に供給する側にとっては、自分の頭で考える習慣のないリテラシーの低い人ほど扱いやすい。(p.67)
・…「年金や社会保障は、負担がすなわち給付なので、みんなで選挙に行って税金の分配が上手な良い政府をつくること、もしくは、経済成長することによって負担が自然増して給付が充実すること。これ以外に大事なことはない」…(p.68)
・…ひとりひとりが「これは、本当なのか」と問いかけ、自分の頭で考えて、選び、自分の暮らしを大切にしていかなければ、良い生活を送ることも、良い仕事をすることも叶わない。そのための判断材料として必要な教養を蓄えておくべきなのです。(p.70)

① 関連書籍を「7~8冊」手に入れる
② 「厚くて、難解そうな本」から読み始めて、輪郭をつかむ
③ 最後に「薄い入門書」を読んで、体系化する
④ 本で学んだあとは、実際に体験してみる(p.77-78)
・…古典は、どうして現代のビジネス書よりも優れているのでしょうか…
① 時代を超えて残ったものは、無条件に正しい…
② 人間の基本的、普遍的な喜怒哀楽が学べる
ケーススタディとして勉強になる
④ 自分の頭で考える力を鍛錬できる(p.81-82)
・…「きちんと書かれたテキスト(古典)を1字1句丁寧に読み込んで、著者の思考のプロセスを追体験することによってしか人間の思考力は鍛えられない」…(p.95)
・人間が人間を知るときも、思考力を磨くときも、相手の思考プロセスをきちんと理解するしか他に方法はないのです。(p.97)

① 興味のあるジャンルの本を選ぶ
② 「目に飛び込んで来た本」を手に取る
③ 立ち読みをして、「最初の5ページ」で決める
④ 新聞3紙の「書評欄」を見て、ムラムラとした本を選ぶ
⑤ 基本的に「作者」は気にしない
⑥ 「SNS」を使って、人に聞く方法もある
⑦ 「ベストセラー本」は読まない(p.103-104)
・大切なのは、残存率であって、「何冊読んだか」よりも、「どれだけの知識や情報が身に付いたか」です。(p.132)
・ビジネスを行う上で判断を誤らないための大切な視点として、
① 数字
② ファクト(事実)
③ ロジック(論理)
があげられます。(p.142)