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Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

矢部輝夫『奇跡の職場――新幹線清掃チームの”働く誇り”』を読んで

 

奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇り

奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇り

 

 すべてのビジネスパーソンにおすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・…仕事に対してやる気を出してもらうために私が考えたのは、現場で働く人に仕事への「誇り」と「生きがい」をもってもらうこと…では、そのために経営者はどうしたらいいのか?その問いに対する私の答えは、スタッフを「認める」こと。そして経営者がスタッフを、スタッフがスタッフ同士を、互いに認め合うことのできる環境、風土、仕組みをつくることです。(p.5-6)
・企業にとって何より大切なのは改善です。(p.7)
・テッセイの新幹線清掃、その最大の特徴は「掃除の速さ」にあります…たった7分で新幹線をきれいに清掃してしまうのです。(p.22)
・…好評なスタイルの1つが「礼に始まり、礼に終わる」姿勢です。(p.29)
・やっていることはとてもシンプルですが、プロとしての礼儀正しさを徹底しているからこそ、お客様の心を打つのではないかと思っています。(p.33)
・掃除の質を落とさずに時間を短縮させるためのコツ、それはスタッフ1人ひとりの内部に息づく「使命感」「リズム感」「センス」によるものが大きいと思います。(p.34)
・…基本的に収入は安定しているわけです。しかし、だからこそ現状にあぐらをかくのではなく、いろいろなアイデアや策を打ち出して、厳しく真摯に仕事に臨まなければならないのです。なぜなら、甘えた姿勢は必ず事故などのトラブルにつながり、お客様の信用を失うことになるから。(p.35)
・現場の掃除に携わっている私たちにしか見えないもの、わからない感覚があるはずだからです。そしてそれは、お客様にとっても大切なものでもあるからです。新幹線を利用されるお客様にとって、駅や車内で起こることのすべてが「思い出」につながります…掃除という仕事を通じて思い出を演出している、おもてなしをしているわけです。(p.36)
・「現場の課題とその改善策は、現場のスタッフが一番よく知っている」…(p.47)

「自分たちの周りにある安全上の課題を発掘しよう」
    ↓
「それをみんなで議論し対策を考えよう」
    ↓
「自分たちでつくった対策をみんなで自ら実践しよう」…
「自分たちでできないものは、会社に知らせよう」
    ↓
「会社はそれを自らの役割として期待に応えよう」
    ↓
「そして達成した喜びをみんなで分かち合おう」(p.47-48)
・「金がないから、何もできない」と思い、あきらめるのではなく、自分の考えを実現するためには、金がないならないなりに知恵を働かせる、そうでないと何事も進まない…(p.64)
・会社の構成員のモチベーションは、生活と身分の安定という前提によってつくられるものではないでしょうか。(p.69)
・成果を出すためには何が必要かといえば、人に尽きます。スタッフのみなさんに生き生きと働いて成果を出してもらうことが、何よりも大切だということです。(p.81)

●「規律」のなかの「自由」
●あたたかさ、厳しさ、公平さ
●明確なトップダウンボトムアップ
●リスペクトとプライド(p.83)
・私はリーダーシップとは、以下の要素を満たすことだと思っています。
●自分の会社のどこに解決すべき課題があるかをよく知っている
●そしてその課題をどうすればいいかを考えられる
●そしてみんなを説得し、納得してもらう能力がある
●みんなと一緒にその施策を展開できる心の広さを持つ
●そして課題が解決したならば、みんなとそのことを喜ぶ力を持つ(p.148-149)
・私が常に意識しているのは、「自分がやられて『違う』と思ったことは、絶対に人にしない」ということです。(p.153)
・極限まで突き詰めた悲観論のなかで考えて考えて考え抜いて、さまざまな状況を想定する必要があるということです。(p.156)
・…考えるだけ考えたら、いざ決断するときにはオプティミスト(楽観論者)のようにスパッと決断する必要があると思うのです…そこで、リーダーシップが求められるわけです。(p.157)
・決しておごるなかれ。絶対に天狗になってはいけない。(p.159)

・まずは「やってみようじゃないか」と声をかけ、責任を持たせてやらせてみることが一番だと思っています。そしてほんの少しでも成果が出たら、そのときは「すごいね、素晴らしいじゃないか!」と心から賞賛する。(p.169)
・スタッフの「実行力」によってさまざまな改善が行われ、会社の発展が加速していきます。(p.170)