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Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

塩満典子・室伏きみ子『研究資金獲得法――研究者・技術者・ベンチャー起業家へ』を読んで 

 

研究資金獲得法 ~研究者・技術者・ベンチャー起業家~

研究資金獲得法 ~研究者・技術者・ベンチャー起業家~

 

 研究者を目指される方におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・応募の前に、
 ①参加したい研究プロジェクト・資金規模を考える。準備期間に配慮する。
 ②どの府省の政策に近いか、対応しているかを検討する。
 ③関係府省・機関のホームページ等で適当と考えられる公募内容をチェックする。
 ④制度の趣旨や採択状況などを確認し、先行例や審査委員の構成を分析する。
 ⑤公募要領、申請書(研究計画調書)の作成要領をよく読み、間違いがないように作成する。(p.12)

・(応募する研究内容の)チェックリスト
 □研究課題の重要性・妥当性・波及効果・普遍性
 □研究計画・方法の適切性、明確性
 □研究内容の独創性、革新性、先駆性、萌芽性
 □研究組織・体制の合理性、役割分担の明確化・準備状況
 □構成員の業績(論文、特許等)
 □研究経費の妥当性(費用対効果)
 □当該分野および関連分野への貢献度、波及効果
 □研究費目・審査区分としての適切性
 □文字の見やすさ、文章の推敲、図表・チャート化(p.15)

・科学研究費補助金獲得のポイント
審査基準に対し、「優れている」という評点が得られるように書きます。自分の分野の審査委員の構成を思い描きながら、 審査委員による評価を想像・予測して書くことが大切です…自分の研究をひとりよがりに書くのではなく、審査する 側の期待する枠組みに合わせることです。このように傾向を分析し、対策と明確なビジョンをもつことも重要です。また 科学研究費の採択率の高い教員・研究者に、そのポイントやノウハウを教えてもらえるようなメンター関係を築くことも 欠かせません。身近にそのような人がいればどんどん聞いてみましょう。学会などに積極的に参加し、学外に知り合いを もつことも心がけるとよいでしょう。(p.30)

・特別研究員制度取得のポイント
わかりやすい申請書を書くことがポイントです。研究分野は細分化・専門化されていますので、関係する審査員すべてが、 申請課題の専門家とは限りません。図表にまとめる・書体を変える・下線などで修飾する・根拠を示すなど、誰が見ても わかりやすいように工夫をしてみてください。また、研究領域によっては、社会にとって有益であることを示すということも 大切です。研究活動自体も重要ですが、研究が有益なもので一般社会への還元と結びつけてわかりやすく書くとよいでしょう。 書いた申請書は先輩や教授などに事前に見てもらい、自信をもって提出してください。(p.105-106)


①研究種目の公募要領を読む(制度の目的、募集対象、研究費額、期間、募集期間)。
②応募したいと思う研究種目の採択件数と採択率を確認する。
③自分の研究業績と分野内の位置づけを考える。
④制度の目的と審査基準をよく読み、応募種目を決める。
⑤過去の審査委員構成と先行例を分析する。
⑥研究構想・計画のビジョンを明確にする。
⑦審査委員をイメージしながら、審査基準に合わせて、ビジュアルに応募書類を書く。
⑧不明な点は、担当者に問い合わせる。説明会に出席する。(p.161)