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Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

阿部紘久『文章力の基本――簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック』を読んで

 

文章力の基本

文章力の基本

 

 文章力を向上させたい方におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。


●句点(。)を打って文章を短く言い切る勇気を持つ。
●一度にたくさんの情報を選ぼうとしない。何回かに分けて運ぶ。あるいは、一部運ぶのをあきらめる。
●文章の幹~誰(何)がどうしたのか~を、まず明確に示す。(p.20)
・…文章力は次の7つの要素から成り立っています。
① よいテーマを見つける「着想力」
② テーマに関わるさまざまな事象に連想を広げる「連想力」
③ その中で書くべきことを峻別する「優先順位の判断力」
④ 書くべきことを「構造的に把握する力」(脈絡なしに言葉を並べても、読み手は理解してくれません)
⑤ そこに自分独自の考えを加える「創造性、独自性」
⑥ 読み手の立場、心情、知識レベルなどを理解する「人間理解力」
⑦ 言わんとすることを、読み手に伝わる簡潔・明瞭な言葉で表現する「言語表現力」(p.21)

●文の前半と後半をかみ合わせる。
●宙に浮いた言葉は書かない。適切な述語で受ける。
●文の幹の形(主語+述語)をシンプルにする。
●論理的に首尾一貫させる。因果関係を正しくつかむ。
●「てにをは」(助詞)を、正しく使う。
●確立した言語習慣に従う。
●本来の意味を考えて、言葉を探す。
●「する」「させる」、「なる」「する」を正しく使い分ける。
●列挙するときは、品詞をそろえる。
●最近の話し言葉の影響を避ける。(p.81)

●異なる概念(コンセプト)は、混ぜて書かない。
●いくつかの概念に分けて書くときは、それぞれの違いをはっきりさせる。
●概念のくくり方が極端に大き過ぎたり、小さ過ぎたりしないようにする…
●婉曲的に、曖昧に、漠然と考えない。
●骨子を組み立て、段落に分ける。
●同じ話はまとめて書く。
●基本は古い話から、時系列に書く。(p.98)
・読点がほしいところ
① 「長い主語」「長い述語」「長い目的語」の切れ目
② 「原因」と「結果」、「理由」と「結論」の間
③ 「前提」と「結論」の間
④ 「状況・場の説明」と「そこで起きていること」の間
⑤ 時間や場面が変わるところ
⑥ 逆接に変わるところ
⑦ 2つのものを対比するとき
⑧ 隣同士の修飾語の間に、予想外の関係が生じてほしくない場合
⑨ よく使われる別の意味の表現と区別したいとき
⑩ ひらがなばかり、漢字ばかり、カタカナばかりが続く場合(p.120)

●主役(主語)は、早く登場させる。
●修飾語は、被修飾語の直前に置く。
●指示代名詞は、直前の言葉を指すようにする。
●読点を、意味の切れ目に打つ。
●省略された主語は変えない。
●ぼかして書かない。
●明確な「つなぎ語」を使う。曖昧接続を避ける。
●何でも「ことで」でつながない。
●箇条書きを活用する。
●話は1つずつすませる。
●話の大前提となるキーワードを抜かさない。(p.134)

●いきなり核心に入る。
●削れる言葉は、徹底的に削る。
●同じ言葉、同じ意味の言葉を重複して書かない。
●簡潔な表現を選ぶ。
●「基本的に」などの、意味のない言葉は書かない。
●「これから説明します」「理由としては」なども省く。
●「という」を削る。
●余分なつなぎ語を削る。
●余分な結びも書かない。(p.160)

●書き手と読み手が映像(イメージ)を共有できれば、読み手はそこに感情移入して、共感を覚えやすい。
●具体的なエピソードから入る。
●感情を押しつけず、読み手自身に感じてもらう。
●なるべく事実に語らせて、そこに解説を加え過ぎない。
●強調する言葉は、控えめに使う。
●持って回った表現、凝った表現は避ける。
●自分のことを立派に書き過ぎない。事実に淡々と語らせる。
●読み手をあまり待たせない。
●読み手に謎をかけたまま終わらない。
●読み手の期待を裏切らない。
●読み手の心の中に、壁をつくらせない。(p.182)

●句点は、文末のみに打つ。
●セリフや考えを「」でくくる。
●カッコを閉じる前の句点は、省略する。
●カッコとカッコの間の読点は省略する。
●漢字本来の意味から離れた言葉は、仮名で書く。
●横書きでも、漢数字を使う場合がある。
●行間を適切にあける。
●周囲のスペースをゆったり取る。
●段落後のスペースや、1行スペースを活かす。
●ムダな言葉のみならず、記号、罫線、アンダーラインも少なくする。(p.202)