Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

向山洋一『向山洋一の授業論・教材論』を読んで

 

 教師の方におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・評価の基準はたった二つ。「子どもが変わった」という事実と「腹の底にズシーンとひびく手ごたえ」。(p.2)
・すぐれた授業行為は、すぐれた教育技術に貫かれている。しかし、それだけではない。すぐれた教育技術は、すぐれた教育思想に基づいているのである…すぐれた教育行為であるかどうかをどう判断するのか。それは、自分の尊敬する先輩にそのことができるかどうかということである。(p.13-15)
・すぐれた教育思想――それは、すべての子どもの可能性を信頼し、力に依拠して自分自身の絶え間ない反省と修業の上に、すべての子どもに生きていく勇気と生きぬいていく知識と知恵と技を育てていこうとする教師の固い決意である。
教師は一人残らず、すべての子どもの可能性を信頼すべきである。
教師は一人残らず、すべての子どもの個性、力量に依拠すべきである。
教師はすべての責任をまず自分自身に帰すべきである。教師は常に謙虚に学び続けるべきである。
教師は一人残らず、すべての子どもに生きる勇気を与えなくてはならない。
教師は一人残らず、すべての子どもに知識と知恵と技を育てなくてはならない
このことを、自分の心の中で固く決意しそのための努力をしている人こそ、すぐれた教育思想の持ち主である。(p.17)

一 教師は、子どもの力をひき出す。
二 教師は、子どもに知識や技を教える。
三 教師は、子どもに知的興奮を与える。
四 教師は、子どもを包み込む。(p.19)
・「教える内容」が明快であるかどうか、一言聞けば分かる。
「この授業で何を教えたかったのですか、一言で言って下さい」(p.22)
・自分が書いた「指導案」「研究紀要の論文」……明快であるかどうか、人に読んでもらうことだ。(p.24)
・…教師はつまらない説明、下手くそな説明を止めよ!問いと指示を出し、子ども自身に考えさせよ!(p.30)
・教師はできる限り明確な、よけいな言葉のない言い方をせよ。発問と作業指示が明確な言い方をせよ。(p.39)
・まず、たった一つの明確な指示を与えよ。それができたのを確かめてから、第二のたった一つの明確な指示を与えよ。(p.55)
・やる気になるのは、どんな時だろうか。第一に、「ほめられた時」である…第二に、進歩の道筋が分かる時、あるいは確信が持てる時、人はやる気になる…第三のやる気、それは「頭をいっぱい働かせて、あれこれ考えられる」時である。(p.209-211)