Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

山本昭生・福田健『論理的に話す技術――相手にわかりやすく説明するための極意』を読んで

  

論理的に話す技術 相手にわかりやすく説明する極意 (サイエンス・アイ新書)

論理的に話す技術 相手にわかりやすく説明する極意 (サイエンス・アイ新書)

 

 すべての社会人の方におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を引用します。

・話は、聞き手がいて成立するわけですから、「話し手のポイントは、聞き手の期待ポイントとはかぎらない」と再認識して、準備や話をすることが大切です。(p.62)

・内容をわかりやすく話すには、自分と相手に関わる次の2点をクリアできていることが前提…まず1点目は、自分に関することです。聞き手にわかりやすく話すためには、 話し手である自分自身が話す内容を十二分に理解していることが前提になります…2点目は相手に関することです。それは、聞き手の理解度に応じて話せることが前提です。 話し手が十二分に理解してわかりやすく説明したとしても、話には相手がありますので、聞き手の理解度に応じた内容へと軌道修正する対応力が必要です。そのためには、「事前に聞き手の情報を 収集して、それに応じた準備をしておく」「当日は、聞き手の様子や理解度を観察しながら、軌道修正ができる対応力を身につけておく」ことが必要です。(p.82)

・話は、伝わること、わかってもらうことを目的としたコミュニケーションですので、「誰に、なにを話すのか」を話し手自身が、きちんと押さえておく必要があります。(p.84)

・…視覚、聴覚の悪影響をゼロにすれば、準備した内容が100%伝わるということになります。(p.94)

・セルフチェックでもかまいませんが、ほかの人に見てもらって感想をいってもらうほうがベターです。よりよいのは、ビデオで録画・再生して確認することです。(p.94)

・間は、話のつながり、区切り、展開を伝えていく、非常に重要な役割をもっています。(p.94)

・主題を1行化すると以下のようなメリット…
1.いいたいことが簡潔に表現されているので、わかりやすい
2.文字化したものを常に意識するので、内容構成を考えるときに、ぶれにくい。たとえ内容校正を考えているときにぶれても、主題に戻れば、軌道修正をきちんとできる
3.1行かした内容は、実際の話のときに、話の冒頭と最後の結びに2度使えて、一石二鳥の効果がある(p.106)

・…聞き手に伝わるように話す必要があります。そのためには、これから話す内容の構成のポイントを、聞き手に予備知識として知らせることが必要です。(p.120)

・話し手の意図と、聞き手の理解の差を補うためには、以下の3点を意識してください。
1.見ていたスライドから次のスライドに変わるときに、「次に、根拠となるデータを説明しますと」などのように、つなぎの言葉を入れて、ページからページへの橋渡しをする
2.「前のスライドで説明した○○対策の詳細ですが……」のように、前のスライドを振り返って、つなぐ
3.聞き手の身になって「ゆっくり」「ていねいに」話す(p.160)