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Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

篠田道夫『大学アドミニストレーター論――戦略遂行を担う職員』を読んで

 

大学アドミニストレーター論

大学アドミニストレーター論

 

 大学職員を目指される方におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を一部引用します。

・戦略の策定と遂行課程に、職員の力を発揮させ、その役割を決定的に高めること、その実現への実践的な道筋を明らかにすることが、大学職員がアドミニストレーター、すなわち大学行政管理職員や教育・学術専門職員として成長し、確固たる役割を果たす道である。(p.5)
・特に戦略遂行にとって重要なのは政策決定機関(過程)への職員参加だ。(p.14)
・…大学の戦略課題に連動した業務課題の設定と遂行、すなわち業務を処理型から政策型に作り変えることが、専門力量の形成には欠かせない…専任職員のコア業務へのシフト、明確な目標設定と評価、開発・企画と統治・マネジメントへの力の集中を求めるが、これこそ今日、プロフェッショナルとしての職員に求められる業務である。(p.16-17)
・私立大学の改革や前進にとって、ミッション、戦略、中長期の計画とそれらの全学への浸透、実践が極めて重要だ。(p.48)
・大学を変え、特色を形成するには、年次を超えた大きな改革のビジョンの一致が不可欠だ…(p.74)
・…現場からどういう開発や提案ができ、最終的に理事会や教授会で決まった事業を執行する時に、どういう事業統治や創造的な実践ができるか、この事務局の企画・開発とマネジメント力量が、大学経営を左右する非常に重要な要素…(p.80)
・課題の正確な認識、提案される解決策のレベル、執行マネジメントの水準が大学の改革力を左右する。(p.82)
・プロであるということは、学内の誰よりもその業務に精通し、担当業務の現状や改革方向をつかんでいるのはもとより、他大学の同じ分掌の職員と当該業務の水準や出来栄えを競っており、その一つ一つの勝敗が大学の競争力の源泉となっている。(p.83)
・職員が学生の生活支援を含む入学から卒業までに、教員任せでなく直接責任を負い、「エンロールメントマネジメント」としてトータルに関与するという姿勢なしに、真の学生満足度の向上は望めない。教育の事務処理から、教育を担う発想への転換が求められている。(p.87)
・大学が変化し発展していくためには、戦略目標の達成に向け必要な調査・分析を行い、今までになかった新たな価値を生み出す開発型の業務が決定的に重要だ。(p.91)
・…専任職員の役割は、現状をちゃんと評価・分析し、課題設定して、その中からいろいろな政策なり改革の立案をし、実行して評価するという一連のマネジメントサイクルをやりこなせるという点にあり…(p.116)