Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

酒井聡樹『これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版』を読んで

 

これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版

これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版

 

 大学生におすすめの一冊。以下に重要と思われる箇所を一部引用します。

・学術論文では必ず、人類にとって未解決の問題に取り組んでいないといけない…その問題は、多くの人が解決を望んでいるものでなくてはいけない…学術論文では、取り組んだ問題の解決に向けて新しい貢献をしていないといけない。(p.12)

・卒論や、専門性の高い講義のレポートは、その分野の専門家…を読者層としよう…専門性の低い講義…のレポートは、新聞等の学術記事欄の読者を対象としてイメージしよう…こうすべき理由は、レポート・論文を書く最大の目的が、あなたの学術的能力を高めることにあるからである…(p.13)

・レポート・卒論を書く目的

1.問題提起する能力を養う

2.問題に対して回答する能力を養う

3.取り組んだ問題に関する知識・理解・考えを深める

4.学術論文やビジネス文書などを書くための文章力を養う

これらに加え卒論では

1.未解決の問題の解決に、何らかの新しい貢献をしようとする

2.あなたが知り得たことを形として残す(p.14)

・レポート・卒論は何のために書くのか…読者にわかってもらうために書く…(p.18)

□わかりやすくしようという意識を持つ。

□読者を想定する。(p.20)

・研究を進める上で重要なことは、仮説を立てて、それを検証するという姿勢をとること…どうして仮説を立てる必要があるのか…結論(解答)を支えるのに最善なデータ・事実を得るため…(p.28-29)

・読者を説得するためには、理由こそ命…(p.51)

1⃣複数の研究方法を用いた場合や研究方法が複雑な場合

最初の1~2文:どういう問題に取り組むために何をやったのかを述べる。

続く文章(適度な長さで):研究対象・研究方法・研究結果を示す。

最後の1~2文:結論を述べる。

2⃣研究方法が単純で、一言で言い表せる場合

最初の1~2文:どういう問題に取り組むために何をやったのかを述べる。研究対象・研究方法も同時に述べてしまう。

続く文章(適度な長さで):研究結果を示す。

最後の1~2文:結論を述べる。(p.189-190)

・わかりやすい文にする手順

1.情報を絞って、1文に1情報にする

2.重要な要素を先にする

3.修飾関係が不明確になっていたら、以下のどちらかを行う

♢語順の原則を損なわない範囲で語順を替える

♢テンをうつ

4.言葉のまとまりを捉えにくい部分があったら、漢字とカナの混ぜ方を工夫する(p.216)