Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

白井恭弘『英語教師のための第二言語習得論入門』を読んで

 

英語教師のための第二言語習得論入門

英語教師のための第二言語習得論入門

 

 英語教師の方におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・…外国語学習に成功する学習者の特徴…

(1)  若い

(2)  母語が学習対象言語に似ている

(3)  外国語学習適性が高い

(4)  動機づけが強い

(5)  学習法が効果的である(p.14)

…教師としては、学習者の動機づけを高め、効果的な学習法をとれるように導いていくことに集中すればよい…(p.15)

様々な適性をもった学習者全員が、何らかの形で効果的な学習ができるよう、教師は細心の注意を払う必要がある…(p.18)

…学習者の動機づけを高めると同時に、その高まった動機づけが行動につながるようにしていくことがとても重要…(p.23)

漠然とした動機づけをいかに具現化して、学習行動に結びつけてやるか…(p.26)

(1)  文法能力(grammatical competence)

―音声・単語・文法の能力

(2)  談話能力(discourse competence)

―1文以上をつなげる能力

(3)  社会言語学的能力(sociolinguistic competence)

―社会的に「適切」な言語を使う能力

(4)  方略的能力(strategic competence)

―問題が起こった時に処理する能力(p.30)

・…理解可能なインプット…が習得の必要条件…(p.43)

・…聞いているだけでは気づかないことを気づかせ(noticing)…(p.47)

・…生徒に何かを「明示的に教えること…」も大事だ…(p.48)

インプットがより効率よく習得につながるように、アウトプットを適切に学習過程に組み入れていくという考え方が重要…(p.61)

・…小学校英語

(1) 早期教育をするならインプットの量を増やす…

(2) 週に一時間程度学習しても他教科に悪影響はない

(3) 先生の発音は完璧である必要はない

(4) インプット(聞くこと、読むこと)を中心に

(5) 文字はテストせず、音声中心の活動の中で周辺的に提示し、自然な習得を促す

(6) 国語学習を通じて、英語を話すということが世界につながっていくという国際的志向性を養う(p.94-95)

・中学校では…コミュニカティブ・アプローチを基本としつつ、学習者に正しさにも目を向けさせながら、fluency…とaccuracy…のバランスをとっていく…(p.98-99)

・…初期の段階から身近な内容について、意味と形式の両方に注意を払って自然なコミュニケーションをしていけば、比較的短期間で、限られた単語を使って限られた内容について流暢なコミュニケーションができるようになる…(p.101)

・重要なのは、学習者の頭の中を英語にする、その認知的プロセス…(p.112)

自分の知りたい内容について徹底的に英語で情報を収集する。(p.140)