Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

守屋洋『世界最高の処世術 菜根譚』を読んで

 

世界最高の処世術 菜根譚

世界最高の処世術 菜根譚

 

 人生を歩んでいくうえで、学びの多い一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・汚いものもあえて受け入れる度量を持ってこそ君子といえる。(p.20

・「年をとってから病気が出てくるのは、元気盛んなときに不摂生を重ねたからである。落ち目になってから報いを受けるのは、羽振りのよいときに無理押しをしたからである。だから君子は、血気盛んで羽振りのよいときにこそ、いやがうえにも慎重を期すのである」(p.24

・…失敗の責任は共有すべきだが、成功の報酬は人に譲ったほうがよい。それまで共有しようとすれば、必ず仲違いが生じる。苦しみは共有すべきだが、楽しみは人に譲ったほうがよい。それまで共有しようとすれば、ついには憎み合うようになる…(p.30

・平凡な人格と平凡な行動に徹して生きることこそ、平穏で満ち足りた人生を送る秘訣…(p.33

・…自分を磨くときには…じっくりと時間をかけなければならない。(p.36

・…忙しいときに、あわてふためきたくないと思うなら、暇なときに、しっかりと精神を鍛えておかなければならない。(p.39-40

・…書物を読んでも、聖賢の心に触れなければ、文字の奴隷にすぎない。官吏となっても、民衆をいつくしまなければ、禄盗人にすぎない。学問を学んでも、みずから実行しなければ、口先だけの学問にすぎない。事業を起こしても、人々のためになることを考えなければ、束の間の徒花に終わってしまう…(p.50

・…狭い小道を行くときは、一歩さがって人に道を譲ってやる。おいしいものを食べるときは、三分をさいて人にも食べさせてやる。(p.56

・…たえず不愉快な忠告を耳にし、思いどおりにならない出来事を抱えていてこそ、自分を向上させることができる。(p.63

・…よい評判は独り占めせず、少しは人にも分け与えるべきだ。そうすれば降りかかる危険を避けることができる。悪い評判はすべて人に押しつけず、少しは自分もかぶるべきだ。そうすればいっそう人格を向上させることができる…(p.67

・…清廉であってしかも包容力がある。思いやりがあってしかも決断力に富んでいる。洞察力があってしかもアラ探しはしない。純粋であってしかも過激に走らない。(p.77

・…細事の処理にも手を抜かない。人目のないところでも、悪事に手を染めない。年老いた晩年になっても、人生を投げ出さない。(p.81

・道を求めようとする者も、じっくりと機の熟すのを待つべき…(p.88

・…八方ふさがりの状態になっても、あきらめて投げ出してはならない…(p.94

・…下り坂に向かう兆しは最盛期に現れ、新しいものの胎動は衰退の極に生じる。…順調なときにはいっそう気持ちを引き締めて異変に備え、難関にさしかかったときには、ひたすら耐え忍んで初志を貫徹しなければならない…(p.108-109

・…この人生では、なにごとにつけ、減らすことを考えれば、それだけ俗世間から抜け出すことができる。(p.125

・…人に施した恩は忘れてしまったほうがよい。だが、人にかけた迷惑は忘れてはならない。人から受けた恩は忘れてはならない。だが人から受けた怨みは忘れてしまったほうがよい。(p.139

・…逆境にあるときは、身の回りのものすべてが良薬となり、節操も行動も、知らぬ間に磨かれていく。順境にあるときは、目の前のものすべてが凶器となり、体中骨抜きにされても、まだ気づかない…(p.185