Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

齋藤孝『言志四録――学べば吉』を読んで

 

図解 言志四録─学べば吉 (図解シリーズ第5弾)

図解 言志四録─学べば吉 (図解シリーズ第5弾)

 

 人生を歩んでいくうえで、学びの多い一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・物事を考えるときは、周到であり、綿密であることが大切だ。また、よく考えた上で行うときには、手早く片づけることが大切だ。(p.16

・何でも広く聞いて覚えておくのは、聡明の横幅である。また、深く物事を考え抜くのは、聡明の奥行きである。(p.20

・わざわざ幸せを求める必要はない。災いさえなければ幸せだ。(p.28

・私たちは、いつも心を「今」に集中しなければならない。(p.35

・まっしぐらに進んで事を成すのは、易しいことではない。しかし、それよりも難しいのは、適当な機会を見計らって退く工夫である。(p.39

・ただ知っているだけで実行しないのは、妄想にすぎない。考えずに行うのは、思慮なき行いだ。(p.43

・人は誰でも心に楽しみを持たなければならない。(p.47

・頭が冷静ならば、正しい判断ができる。背中が温かいならば、人を動かすことができる。自分の考えに固執しなければ、他人を受け入れることができる。腹が充実していれば、胆力が据わって物に動じない。(p.51

・物事にあたるには、まず、軽重を考えてから始めるべきである。(p.59

・自分が感動するから、そのあと人にそれが伝わるのだ。(p.68

・人の言うことは、一度、聞き入れてからよしあしを判断すべきである。はじめから拒否してはならない。(p.72

・長官たる人は「心遣い」を忘れてはならない。(p.76

・人の反応は、自分にある。(p.80

・災いは、すべて上から起こるものである。(p.84

・教えには、幾つもの方法がある…「常」は、教えの基本である助け、導くこと。「時」は、戒め諭す頃合いを見計らうこと。「本」は、自ら率先して手本を見せること。「神」は、何も言わずして育てること。「権」は、一度は押さえつけるものの、その後はほめて伸ばす…(p.91

・人の過失を責める場合、百パーセントこれをとっちめるのはよくない。(p.100

・何か事があるときには、若い人に相談して、自分の足りないところを補うのがいい。(p.103

・人を教え戒めるときの言葉は、簡単明瞭で、かつ適切であることが必要だ。(p.107

・少年のときに学んでおけば、壮年になってからそれが役に立ち、何事か成すことができる。壮年のときに学んでおけば、老年になっても気力が衰えることはない。老年になっても学んでいれば、見識も高くなり、より多く社会に貢献できるから、死んでもその名が朽ちることはない。(p.112

・学問をする効能(効き目)は人の気質を変えて、よくすることにある。(p.120

・自分自身を掘って、掘って。掘り進めることが大事…(p.127

・一息でもある限り、学びをやめるべきではない。(p.128

・すべて教えは外より入ってくるものであり、工夫は自分の内から考えだすものである。(p.135

・疑わしいものをよく見分けることを、聡明という。(p.140

・学問を志すのであれば、頼れる者は自分自身であると覚悟しなければならない。(p.189

・順境の中にも逆境があり、また逆境の中にも順境がある。(p.200