Mike's Blog

これまで読んできた本を引用を含めて紹介します。 Introducing books I have read including citation http://www.arsvi.com/w/km18.htm

千葉雅也『勉強の哲学――来るべきバカのために』を読んで

 

勉強の哲学 来たるべきバカのために

勉強の哲学 来たるべきバカのために

 

 勉強並びに哲学に関心をお持ちの方におすすめの一冊。以下に心に響いた箇所を引用します。

・ある限られた=有限な範囲で、立ち止まって考える…勉強を有限化する。(p.11

・深く勉強するというのは、ノリが悪くなることである。(p.12

・…勉強は、むしろ損をすること…勉強とは、かつてノっていた自分をわざと破壊する、自己破壊である。言い換えれば、勉強とは、わざと「ノリが悪い」人になることである。(p.20

・行為には有限性が必要である…有限性とつきあいながら、自由になる。(p.24-25

・自分は、環境のノリに、無意識なレベルで乗っ取られている。(p.29

・自分は「他者によって構築されたもの」である。(p.31

・言語を通して、私たちは、他者に乗っ取られている。(p.34

・勉強とは何をすることかと言えば、それは別のノリへの引っ越しである。(p.40

・可能性をとりあえずの形にする。言語はそのためにある。(p.49

・自分を言語的にバラす、そうして、多様な可能性が次々に構築されては、またバラされ、また構築されるというプロセスに入る。それが、勉強における自己破壊である。(p.52

・深く勉強するとは、言語偏重の人になることである。(p.57

・勉強によって自由になるとは、キモい人になることである。(p.61

・コードを客観視する「最小限のツッコミ意識」が、勉強の大前提である。(p.73

アイロニーは「根拠を疑う」こと。ユーモアは「見方を変えること」である。(p.91

・勉強するというのは、何かの専門分野のノリに引っ越すことである。(p.129

・(1)環境のノリに合わせる:保守的な有限化 (2)アイロニー:決断による有限化 (3)ユーモア:比較の中断による有限化(p.141

・入門書は、複数、比較するべきである。(p.176

・勉強するにあたって信頼すべき他者は、勉強を続けている他者である。(p.185

・アイデアを出すために書く。(p.204

・一見別々のことでも、実は「似たこと」として考えられる、という発想をもつ。(p.206

・箇条書きというのは、これまた有限化のテクニック…(p.210